【新・旧編集長対談<後編>】働き方を自分で創る時代へ。
LAXICは「ワーママ」を再定義し、働く好奇心を刺激するメディアへ進化します!

ラシク・インタビューvol.164

LAXIC(ラシク)旧編集長 鎌田 薫さん

LAXIC(ラシク)新編集長 小山 佐知子さん

2020年6月、LAXIC(ラシク)編集長が変わりました。2019年5月より編集長を勤めた鎌田から、副編集長として共にLAXICの編集体制を整えてきた小山へのバトンタッチです。

新・旧編集長対談。前編では、LAXICが立ち上がった2015年からの5年間を振り返り、女性の働き方や社会環境の変化についてお送りしました。新編集長の小山からは 「ワーママという言葉はもう古いのかもしれない」 という発言も飛び出し、話題はアフターコロナの働き方に。

後編では、個人と組織のあり方というテーマに広げながら、これからの働き方、そしてLAXICの今後についてお伝えしていきます!

※LAXICでは読者アンケートを用意しています!気になるテーマや、「LAXICでこんなことを取り上げてほしい!」といったリクエスト、そしてこの記事の感想もぜひお寄せください。

 

前編はコチラ

会社と個人が対等の関係になる時代。相互理解の促進に寄与したい

前編集長 鎌田薫(写真右)と新編集長 小山佐知子(写真左)

編集部:前編で小山さんがおっしゃっていたように、「ワーママ」の意味は広義になり過ぎているのかもしれませんね。働き方の選択肢が多い時代に、どうすればLAXICのテーマでもある「ワーママを、楽しく。」を実現できるのでしょうか。

 

旧編集長 鎌田薫(以下、鎌田):私がこれまで編集長として当事者の話を聞き感じたのは、「個人の心の持ちよう」だけでは全ての課題を解決できない、ということでした。LAXICは5年前に「ワーママ=つらい」を解消したいという想いのもと立ち上がったというのは前編でもお話ししましたが、個人の価値観は変わっても「ワーママ=つらい」という状況は、今も形を変えながら存在しているんです。

 

編集部:というと?

 

鎌田:たとえば、社内で女性の活躍が推進されているからといって女性社員がみんな生き生き働けているかと言われると実態はそうでもないというケースはありますね。

 

新編集長 小山 佐知子(以下、小山):「つらさ」の種類が増えたのはあるでしょうね。たとえば、家庭において夫婦の間で分担の割合が偏ってワンオペ育児がつらいと感じる人もいれば、会社からの期待やなりたい自分とのギャップに苦しむ「つらさ」もあると思います。女性活躍に関して言えば、「管理職を目指してほしい」といった期待が大きなプレッシャーになることはよくあります。

 

編集部:個人が抱える課題と、国や企業が成し遂げたい女性活躍との間には少なからず温度差が生じてしまいますよね。

 

小山:LAXICが立ち上がった2015年には「資生堂ショック」も話題になりました。子どもの有無にかかわらず、遅番や土日の勤務をしてほしい、管理職にもなってほしいと期待する企業と、管理職に二の足を踏む女性社員。

ジェンダー・ギャップ指数が史上最低の121位で、G7でもダントツ最下位という日本は本気でまずいと思う一方で、「輝くことを強制されてるみたいなこの “無理ゲー感” ってなんだろう…」とモヤモヤを募らせる女性の気持ちもすごくよく分かるんです。私も20代で管理職になったときは毎日泣いてましたから。会社と個人の両方の視点を持ち寄った議論がもっと必要だと思います。

 

編集部:働く女性個人が自分らしく働けているという実感の先に、国の進める女性管理職の増加などがあるのが理想ですよね。

 

鎌田:私はどうしても企業の方が変わっていないと感じる部分もあるかなぁ。どこか昭和的というか。性別にかかわらず優秀な人材を失うのは大きな損失ですよね。

 

小山:女性活躍推進や働き方改革は、男性も含めた全体的な箱の中で考えていく必要がありますね。たとえば、男性の育休取得の話題もそうですが、家庭にコミットしたい男性は20代を中心に増えているというデータもあるので、そういう変化を認めた上で風土・制度設計がきるといいですよね。上司が悪意なく発した「男のくせに育休なんて」とか「出世に響くぞ」という言葉がきっかけで育休取得を断念したという事例も見てきたので、そういう意味でも、これからは相互理解が不可欠だと思います。

 

鎌田:「ワーママを楽しく。」は「ワーパパを楽しく。」でもありますね。ワーパパって言い方は一般的にはしないけど……  うーん、やっぱりそういう意味でも、ワーママという言葉はもう古いのかもしれないですね。

目指すのは「健全な危機感」を刺激するようなメディア

編集部:個人・企業ともにますます変化していく時代、小山さんは、新編集長としてLAXICをどのようなメディアにしていきたいですか?

 

小山:ちょっと語弊のある言い方かもしれませんが、私としては、コロナショック後の世界がどうなるのか、けっこうワクワクしているんです。よくVUCA(ブーカ)時代、なんて言い方もされていますが、今回の新型コロナウィルスはもちろん、地震や台風などの災害やAIの急速な進化など、社会の変化を予測しづらい昨今、もはや将来がどう変化していくかは、全く予測できませんよね。だからこそ過去の当たり前はもうかなり通用しなくなっていて、新しい当たり前を作らなきゃいけない状態だと思うんです。大変そうだけど、なんか面白そうじゃないですか?

 

鎌田:さちさんらしいね(笑)

 

小山:だから私たちの働き方も、ますます「雇用か独立か」といった二者択一ではなくなると思います。コロナ禍で転職市場が活性化すると言われていますが、その背景には「このままじゃまずい」という働く人たちの危機感があると感じていて。収入面での不安ももちろんそうですが、私は、キャリアに関する健全な危機感に注目しています。

 

編集部:……というと?

 

小山:経験やスキルをいかにストックするかということに関心が集まっていると感じています。コロナ以降、ますます副業が注目されたりもしていますが、収入の補填という意味合いだけでなく、人脈づくりやスキルや経験値を増やすという意味で挑戦する人が増えています。私の事業でも実際にプロボノの応募やお問い合わせが増えてますし、キャリア相談もコロナ前より増えました。

 

編集部:「働くこと」や「仕事」の意味というか、定義そのものが変わってきているのかもしれませんね。

 

小山:会社員かフリーランスかみたいな「どっちか選ぼう」という話ではなく、副業をしたり社外コミュニティに参加したり、学び直しをしたり、さまざまな体験を同時並行的に進めながら自分力を上げていくような時代なのかもしれないですね。

 

鎌田:会社と社員の関係性も、もっとフラットに、透明性を持った関係に変わっていくでしょうから、副業やプロボノといった仕組みも、企業と社員双方にちゃんとメリットが落ちる形で回っていくといいですね。

 

小山:LAXICではたくさんのロールモデルをご紹介してきましたが、今後はこれまで以上にさまざまな選択肢をご紹介していきたいですし、企業の人材活用の取組なども積極的に取材したいと思っています。

 

編集部:二者択一ではない働き方を創る。そこに寄与していくメディアになっていくのですね!

 

鎌田:個人の働き方としては、これまでもフリーランス、離職ブランクからの復職、起業などさまざまなケースを取り上げてきましたが、一方で「会社員ワーママの事例をもっと聞きたい!」というお声が増えていたのも事実。さちさんは長年企業の支援をしてきたので知見もあるし、まさに、これからの時代にぴったりのバトンタッチじゃないかしら。

新編集長とともに新しい「ワーママ」の定義を探しませんか?

編集部:先日お二人がファシリテーターとなって開催したオンラインイベントでは、実際にモヤモヤを抱える会社員ママたちから、今後の運営のヒントとなるコメントが寄せられたとか。

 

小山:そうなんです! 会社員ママならではのジレンマやモヤモヤは共感することがほとんどで、これからのコンテンツづくりのヒントをたくさんいただきました。

 

鎌田:ある参加者の方から、「ワーママに代る新しい言葉を作ってほしい」、というご要望もいただいて。まさに「ワーママの再定義」だと思います。

 

小山:これはすぐに取り組んでいきたいですね。ママというステータスに縛られることなく、一人の女性、人間として自分らしく働くとはどういうことなのか。これは編集部が考えた定義を一方通行に発信していくというよりも、読者とつながりながら考えていきたいなと思ってます!

 

編集部:楽しみですね!

 

小山:さっそくアンケートを用意したので、ぜひみなさんの声を聞かせてほしいです。「精神的にも経済的にも自立した大人を目指す女性」、「ポジティブに働きながら育児も大切にする女性」の言語化を読者のみなさんと一緒に考えていけると嬉しいです。

 

鎌田:いいですね! ひと昔前だとこういう発信をすると「そんなスーパーウーマンにはなれないよ」という声も多かったけれど、前編で私がお伝えしたように、制約があっても何かを諦めずに協力し合える風土も一緒に作っていきたいよね。

 

編集部:最後に。鎌田さんは、今後はどのような活動をされるのでしょうか。

 

鎌田:私は、この4月に『CAREER MARK(キャリアマーク)』という駐在帯同女性(駐在妻)のキャリア支援事業を立ち上げまして、共同代表という立場で今後はこちらに注力していきます。

 

編集部:新しいチャレンジですね!

 

鎌田:この事業は元々はLAXICが起点なんです。『LAXIC×Himemama駐妻キャリア支援プロジェクト』という形で運営してきた活動を、この春、正式に事業化しました。渡航前~帯同中~本帰国後の駐在妻のキャリアをセミナーやコミュニティ活動を通じて支援し、人材と企業のマッチングにつなげるサービスです。今度は駐在妻の復職を通して女性を応援していきます。

 

小山:薫さんは本当にアグレッシブで尊敬! そんな薫さんから引き継いだLAXIC、しっかり運営していきます。働くことを楽しむ人の選択肢を増やしたいという想いは私も一緒なので、ぜひキャリアマークとも何かご一緒できれば嬉しいなぁ。

 

編集部:お二人の今後のコラボも楽しみですね! 鎌田さん、小山さん、ありがとうございました。

 

「ワーママの再定義」、新しい言葉を生み出し発信するプロジェクトにぜひご協力ください! LAXICではよりよいコンテンツをつくるために読者アンケートを実施しています! 働くママ当事者のみなさんはもちろん、プレママやパパ、学生や女性のキャリアに興味のある方々、企業のみなさまからのご意見もお待ちしています!

2020年8月で5周年を迎えるLAXIC。初年度に掲げたコンセプト「働きたいママが働けないミスマッチの解消」を目指し、常に、時代のニーズを先取りした発信ができるよう、柔軟に編集体制を変えながらパワーアップしてきました。変革の時代だからこそ、LAXICは、心地よい働き方に向けて踏み出すための情報提供をするメディアへと進化していきます。新編集長小山とともに生まれ変わるLAXICにぜひご期待ください!

鎌田 薫さんプロフィール
大学卒業後、大手生命保険会社の総合職を経てリクルートに入社し、ホットペッパービューティーのweb事業拡大に貢献。マネジメント職昇進を辞退し、ハリウッドビューティサロンに入社。総支配人として、事業企画、経営企画に携わる。結婚出産を経て、夫の転勤とともにロンドンへ。ロンドン在住時に在英日本人向けコミュニティHimemama Londonを立ち上げ、コーチング資格取得後はMentor For公式キャリアメンターに。帰国後、2019年5月よりLAXIC編集長に就任。2020年4月より、LAXICで立ち上げた『駐妻キャリア支援プロジェクト』 を 『CAREER MARK(キャリアマーク)』として事業化し、(株)エフケイ・ジャパン新規事業開発室長という立場で、共同代表となる。二児の母。
HP:CAREER MARK
小山 佐知子さんプロフィール
大学卒業後、株式会社マイナビに入社し、自社メディアの広告営業と編集に従事。28歳で当時珍しかった女性管理職に抜擢されたが、30歳で“不妊治療と仕事の両立”という壁にぶつかり離職を経験。これをきっかけに女性が自分らしく働き続ける社会づくりに関心を持ち、リクルートメディアの営業職を経て2016年フリーランスで独立起業。ワーク・ライフバランスコンサルタントとして法人向けに女性活躍推進支援、各種研修等を行う傍ら、ソーシャルコミュニティ 「共働き未来大学」 を立ち上げた。2019年よりLAXIC編集部に業務委託で参画し、2020年6月に編集長に就任した。一児の母。
HP:

ワーママを、楽しく。LAXIC

文・インタビュー:あさのみ ゆき

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