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2019.04.24 2023/02/16

東京メトロが託児付きワークスペースを2店舗オープン
子どものそばにいながら、働く

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東京メトロが託児付きワークスペースを2店舗オープン<br>子どものそばにいながら、働く

「子どもと過ごす時間を大事にしたい」そう思う一方で、「仕事に対してやる気がないって思われてしまいそう……」と、正直な気持ちを吐露できないでいるワーママも多いのでは?

子どものそばにいながら、自分も集中して仕事ができれば…… そんな思いに応えるべく、東京メトロがキッズルーム併設の会員制ワークスペース『room EXPLACE』を東西線東陽町駅と門前仲町駅に2店舗同時オープンするとのこと。

 

コンセプトは「子どもをそばに感じながら働く。仕事をしながら育てる」。

  • いつでもフラッと気軽に、行きたい時にすぐに行ける好アクセス。
  • 子どもと近い場所で、かつ、集中できる空間に。
  • 安心、安全の保育体制と、英語に触れるなど好奇心を引き出すプログラム。
  • 登録の容易さと、当日でも来られる気軽さ。

 

早速、東西線東陽町駅から徒歩2分のところにある「room EXPLACE東陽町」を見学して参りました。

子どもが過ごしやすく、習いごと感覚で通えるキッズルームに

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“子連れワーク””子連れ出勤“と言うワードもちらほら耳にするようにはなりましたが、そのための環境はまだまだ整っていません。「自分が仕事をするために、子どもの過ごす時間を犠牲にしたくない」「子どもが過ごす環境を一番大事にしたい」と言う思いは根強いのが実状です。

そのためにroom EXPLACEでは、子どもの環境を第一に考えた空間づくりを心がけているそう。授乳室や調乳室、おむつ交換台はもちろん、キッズルーム自体は自然光いっぱいの開放的な空間に。そこで託児専門スタッフと一緒に、子どもたちが主体的に楽しめるプログラムがあるのだとか。

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自由遊びの時間だけでなく、毎日10時〜と15時〜の2回、日替わりプログラムとしてアクティビティタイムが設定。外国人スタッフによるストーリータイムやABCタイム、リトミックにクラフトタイム…… と、多彩な英語プログラムが実施されるのです。

それもそのはず、キッズルーム(※)の運営はインターナショナル保育園や英語によるプレイランドなどの運営をしているJOYSUPPOが参画。英語に触れさせたくても、なかなか機会を与えられない多忙なワーママにとっては、まさに一石二鳥。「習いごと感覚で楽しく過ごしている間に仕事を……」となると、罪悪感なく通うことができそうですよね!

また、ハロウィンやクリスマス、イースターなどの時期には親子で参加できるシーズンイベントも開催されるので、子育てのコミュニティの場としても◎

(※)キッズルームの対象年齢は6ヶ月〜6歳までの未就学児

子どものそばにいながら、仕事に集中できるワークスペース

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肝心のワークスペースはと言うと、仕切りのついたカウンター席やフリーアドレスのテーブル席、ドア付きの個室ブースに4名まで入れる会議室…… と、さまざまなタイプがスタンバイ。仕事内容やその日の気分に応じて、デスクが選べるのが良いですね。キッズルームのすぐ隣と近くにいながらも防音設備が整っているので、しっかりと仕事に集中できる空間になっています。

ちなみに下の写真が門前仲町店のワークスペース。東陽町と違って席数は少ないですが、ガラス張りの路面ということでカフェのような雰囲気ですね。キッズルームの規模も小さめなので対象年齢が6ヶ月〜2歳までと、小さなお子様連れ向けに。

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「room EXPLACE」をもうひとつの部屋に

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room EXPLACEの運営に携わっている担当者の思いを聞いて来ました。

「東京メトロがどうして? と思われるかもしれません。これまでは”仕事場と家庭をつなぐインフラ”として機能してきた我々は、今後、メトロ沿線の街をもっと住みやすい街に変えていきたいと考えています。しかし、この東西線の木場〜門前仲町区間は都心部で最も混雑しており、朝の混雑時間帯に自宅付近にあるワークスペースで仕事をするという環境をつくっていくことで、少しでも混雑解消のお役に立つことができれば、と考えこのエリアに出店致しました。

そして、個人も企業も働き方を変えている今、仕事と育児を両立しながら自分らしいライフスタイルを築いていける様、子育て世代のみな様を支援したいと考えています。他にもプログラミング教室「東京メトロ×プログラボ」の開校や、アウトドア・フィットネスクラブ「greener」の開設を進めており、メトロ沿線に住みたい! と思ってもらえる場づくりやコミュニティづくりを目指して参ります(東京地下鉄株式会社 佐藤晃さん)」

 

「私自身、2人の子育てをしながらの仕事の両立は『正直、辛い』と思うことが多々ありました。そんな中、同じ境遇である同僚とのアイデアベースからスタートしたのが3年前。そこから子育て世代のニーズを徹底的に洗い出し具現化しました。

名称はカンガルーのrooとメトロのMで”room”、”EXPLACE”は造語で”外に拡がる場所”と言う意味を込めました。ロゴにはカンガルーのポケットをイメージし、優しさとぬくもりを表しています。とにかく『子どもファースト』で考えた空間を、まずは体験してみてください。(東京地下鉄株式会社 桶田麻衣子さん)」

 

「幼い子を預けて仕事をする、平日に習い事に通わせられない…… など、様々な罪悪感を持ってお仕事をされている方が本当に多いです。担当の桶田さんもワーキングマザーですので、我々の保育プログラムに強く共感していただけたのだと思います。彼女を含めたリアルな声がすごく反映された構成になっていますので、ぜひお稽古に来ている感覚で、アクティビティに参加しに来てください。(株式会社ジョイサポ 山田加代子さん)」

「子どものそばで働きたい」「成長を見守りたい」そんな当たり前の気持ちと、「仕事もしっかり集中したい」「罪悪感なく働き続けたい」その両方を叶えたスペースだと思いました。会員登録もWEBサイトで始めることができるので、すぐにスタート可能ですし、ワークスペースのみの利用は予約不要(キッズルームのみ予約要)。月額利用と時間利用も両方選べるので、利用頻度に合わせて選べますね。東西線沿線にお住いの方はぜひHPでご確認を、そしてこれからroom EXPLACEの輪がメトロ沿線に広がることを切に願います!

room EXPLACEのHPはこちら

ライター

飯田りえ

ライター

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