起業家パワーママの秘訣は実家・姉夫婦と協力し
「家族は10人、子どもは皆で育てる」方式。

ラシク・インタビューvol.16

株式会社キャリアチアーズ 代表取締役 山口 しのぶさん

今回のラシク・インタビューは、出産前から「結婚・出産・そしてキャリア」についてかなり戦略的に考えていたという株式会社キャリアチアーズ 代表取締役の山口しのぶさん。結婚前に実家の隣の家を買い、キャリアを登りきってからでないと結婚しないと決めていたそう。そんな山口さんですが、出産するまでは会社を辞めることは考えたことがなく、独立する気もなかったとのこと。ワーママとして復帰した後の、山口さんの考え方の変化や産前と同じようにバリバリと仕事をこなすために不可欠な10人の「大家族生活」に迫りました。

出産してもバリバリ働くための環境を、結婚前から整える

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宮﨑 育休復帰して1年で会社を辞め、独立されていますよね。なぜこのタイミングで独立を?

山口さん(以下 敬称略)実は育休から復帰してワーママとして働いてみるまで、会社を辞めるとか、独立しようなんて思った事がなかったんです。学生援護会(現 インテリジェンス)という会社から人材採用のサポートを行うノーザンライツという会社に転職して11年ほど。入社して1年でリーダー、2年でマネージャー、その後事業統括をするゼネラルマネージャーとかなりのスピードで出世させてもらいましたし、計画的な人員計画や予算組みの必要性をアルバイト領域においてはじめて提案し、クライアント様の採用を一括してサポートしたり、アルバイトやマネジメント層の研修などの教育領域、コラムや本の執筆など、会社の広告塔としてかなり新しいことにもチャレンジさせてもらいましたからね。社長ではないけれども、経営的な数字は常に見させてもらっていて、経営している感覚は持っていました。

そもそも、出産前から子どもを産んでもバリバリと働きたいと、かなり前から環境を整えてきたのです。私には姉がいるのですが、姉は実家で両親と二世帯で暮らして、管理職を続けながら、産前と全く変わらずに働いています。母は私たちが小さい頃から「いずれ女の人も働かなければいけない世の中になるから、男性と同等に仕事を続けたいなら、私が子どもを見る」と言ってくれていました。そこで、結婚する前に、実家の隣の家を買い、今の旦那に「結婚して子どもが産まれたら、ここに帰って来ないと私は結婚できないし子どもは産めません」と言っていたのです(笑)。そして、役職的にも、ある程度時間に拘束されない、実務に携わらなくていい役職まで登りきってからでないと結婚しないと決めていました。かなり準備して出産を迎えたつもりでしたが、実際に会社に戻ると自分が抱いていたイメージとは少し違っていました。

会社には“ママ給制度”という、労働時間を短くできる制度はあったのですが、その制度を営業職・管理職で使った人の前例がありませんでした。産休前は、事業統括のゼネラルマネージャーとマーケティング部門所長を兼務していたのですが、復帰後に会社側から提案されたのはマーケティング部門の所長という役職。会社側は、兼務の状態は大変だろうから、まずは所長としてやってみて、子どもが小学生くらいになって子育てが落ち着いたら戻ればいい、と、長期的に子育て期間における私の仕事のスタンスを考えてくれたんだと思います。ただ、産前までの働き方を変える事は、私の中のイメージにはありませんでした。心の中に、少しもやもやが生まれた頃、周りの人たちに「じゃあ、自分の会社を作れば?」と言われ、その時はじめて「独立」という二文字が私の中に浮かんだのです。結局、育休復帰して1年後の2014年3月に退社し、2015年5月に会社を設立しています。

独立すると伝えた時に、社長からも「よくここまで一緒に働いてくれた。実はもっと早く独立すると思っていた。」と言われました(笑)。全く止められることもなく、応援してくれましたね。独立できるほどまでに、いろいろなことを経験させてくれた会社には今でも感謝しています。

家族は10人、自然豊かな場所で「子どもはみんなで育てる」

独立されて作られた株式会社キャリアチアーズは「教育・研修」を主軸にしているんですよね?「教育」という側面の仕事だと、育児と仕事を両立させやすいのでしょうか?

山口接客・マナー研修、新入社員研修から営業パーソン研修、マネジメント研修など教育をメインにさせて頂いています。ESを高めるための教育ですね。育児と仕事の両立で言うと、両立させやすいとは思いますが、実際は子育ての多くは実母にやってもらっていますね(笑)。母は姉の2人の子と、うちの子の3人を見てくれていて、うちでは「家族」というと10人というイメージなのです。実の父・母と姉の家族4人、実の妹、私たちの家族で3人、計10人ですね。家族の最近の言葉の中で「子どもはみんなで育てる」というのがあるのですが、みんなで育てた方が子どもにもいい影響があるのではないかなあと。家には誰かがいつもいるし、姉の子がうちの子の面倒を見てくれていたりします。みんなそうすればいいのに、と思ったりしますよ(笑)。

実際はどのくらいの通勤時間がかかっているのですか?

山口自宅は和歌山にあって、大阪の職場までは50分ほどかかっていますね。和歌山の自宅周辺では裏に山があったり、カブトムシや蛍が普通にいて、子ども達は自然を満喫していて、子育てにはとってもいい環境です。

プライベートや仕事の時間はどのようにされていますか?

山口 独立してからは、朝の時間に仕事をあまり入れないようにしています。
というのも、夜が遅いので、夜ご飯を子ども達と一緒に食べるということがあまりないんですね。なので、朝ご飯を1時間くらいかけてゆっくり皆で食べようというのがうちのルールです。前の会社は朝早く出なければ行けないので、朝食を一緒に食べられなかったんですね。そういう意味では、とってもいいなあと。また幼稚園は行事がかなり多いので、自分で予定を決められることも、独立して良かったことではありますね。そういう意味では、会社員時代とはかなり時間の使い方が変わりましたね。

山口さんのスケジュール

6:00 起床、メールチェック
7:00〜8:30 朝食、子どもの準備
9:00 子どもをバス乗り場まで送る、出勤
10:30 仕事(研修・営業)
夜     会食・打ち合わせ
23:00 帰宅、入浴、家事など
24:00 次の日の準備など
2:00 就寝

ワーママ側が環境を作っていくことも大切

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いろいろな会社を見てきていていると思うのですが、ワーママがモチベーションを保ちながら働いていくために、企業側が大切にしなければいけないことはなんでしょうか?

山口ある会社さんが一番大事なのは会社とワーママ側、双方における「そこに至るまでの教育」とおっしゃっていて、それはその通りだなあと思っています。企業はもちろんですが、ワーママとなる本人の教育も必要だと。何も考えずに権利ばかり主張するのもダメだし、戻って来たいのならば戻って欲しいと思われるようにワーママ側が環境を作っていくことも大切ですよね。会社と従業員は雇用する側とされる側ですが、やっぱり「人と人」ですから一緒に頑張っていきたいと思えるかどうかも大切ですよね。

ワーク・ライフ・バランスや「働く女性の権利」がマスコミやいろんなところで言われているので、みんな頭でっかちになりがちですが、働いていく女性側の教育も大切だなあと思っています。

これから人口が減少し、働く女性はもっと大切になっていきます。また女性の方が向いている職種もありますよね。どんどん子育てしながら働いて欲しいと思いますが、その環境は会社だけが作れるものでもなくて、その方と、旦那さんや親など周りの人の協力体制を築いていくことも大切ですよね。

今の世の中って、産休・育休・時短勤務など制度は整ってきているのですが、実は独身の頃と全く同じように働きたい人への制度というのはないんですよね。女性の働き方としてはいろんな形があっていいと思うのですが、女性の管理職などバリバリ働きたい人のための制度は少しおざなりになっている気がします。例えば時短でも在宅でも役職が付けられる仕事はあるでしょうし、女性がいろんな選択ができるようにしていくということは大切だと思います。

また、今大家族で生活をしていて、子どもを見る目がたくさんあるし、育児と仕事を両立させやすいなあと感じています。なんだか最近日本がおかしくなってきたなあと思う事があるのですが、そういう教育をしてきてしまったというのもあるし、子どもたち1人1人に目が行き届いていないというのも大きいと思っています。今は新幹線もあるし、ネット環境も整っていて地方でも東京にいるのと変わらない仕事ができます。そういう意味では、企業と個人、双方が、働いていくための新しい試みや環境を考え、みんながハッピーな取り組みをしてみてもいいのではないかと思っています。

ワーママの働きにくさは、都心の核家族が原因でもあります。新幹線もネット環境も整ってきている今、バリバリと働きたいから、実家の近くに住むという決断は1つの選択肢としてはありですよね。たとえ、実家が地方であっても、そうできる環境は整ってきているのかもしれません。

山口 しのぶさんプロフィール
株式会社キャリアチアーズ代表取締役
1977年、大阪市生まれ。和歌山大学卒業。株式会社学生援護会(現 株式会社インテリジェンス)にて人材採用に携わる。その後、株式会社ノーザンライツへ転職、 ゼネラルマネージャー及び、マーケティング部門であるワクワク研究所所⻑を兼務。採用から定着化・戦力化をメインコンセプトに、非正規社員を多く雇用している企業様を 中心にコンサルティング、採用支援業務、制度構築支援業務、各種研修などを手掛ける。また全国延べ約500店舗の支援をするなかで、採用コスト最大60%ダウン、定 着化80%UP、戦力化40%アップ、業績20%アップの実績を持つ。2014年5月、「働く人と企業の比翼連理を応援し、双方を輝かせる」「情熱を持って共に走る、強力で 最大の応援団である」を経営理念とし、株式会社キャリアチアーズ゙を設立。一般社団法人GNP「技能&専門面接官」認定。 2014年より母校和歌山大学の非常勤講師も務める。
HP:

ワーママを、楽しく。LAXIC

文・インタビュー:宮崎 晴美

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