夫婦チームでキャリア継続を目指すには? 我が家の働き方改革〜パパの育休を考えよう〜(イベントレポート)

父の日の前日である6月17日(土)、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(以下フリーランス協会)主催のイベント「我が家の働き方改革〜パパの育休を考えよう〜」が永田町Yahoo!JAPAN LODGEにて開催されました。

今回のイベントはフリーランス協会が推進する「保育の多様化プロジェクト」の一環として企画されたもので、保活に苦戦した人たちの声を行政に届ける「保育園に入りたい!キャンペーン」との共催として企画されました。

「パパの育休」がテーマだったこともあり、子ども連れも含めてパパの参加がとても高く、男性側にとっても「育休」への関心が高いことが伺えました。

「我が家の働き方改革・休み方改革」をテーマにパネルトーク

0009_original
フリーランス協会の理事で複業研究家の西村創一朗さんのファシリテーションのもと、多彩なパネリストから、「パパの育休、働き方」に関するメッセージが伝えられ、会場からも様々な質問が挙がりました。

【パネリスト】
天野 妙さん(働き方改革&女性活躍推進コンサルタント)
Respect each other L.L.C 代表/#保育園に入りたい!キャンペーン発起人

鈴木 美里佳さん(シッター派遣会社経営)
ベビー&キッズシッターmormor代表/北欧くらしラボ 共同発起人

山崎 雅信さん(広告代理店勤務)
博報堂こそだて家族研究所/パパチーム「パパハックション」サブリーダー

小野 俊樹(通信会社勤務)
株式会社NTTドコモにて2年間の育休を取得
過去のインタビュー記事はこちら

ファシリテーター
西村創一朗(複業研究家)
株式会社HARES 代表/フリーランス協会 理事

西村創一朗さん:パパが子育てをした方が良い理由はたくさんありますが、何より「夫婦が仲良くいられる」「子どもにとってヒーローでいられる」ことじゃないでしょうか。
夫婦の愛情曲線というものがあって、産前産後の子育てへの関与度で、長期的な妻の夫への愛情が大きく変わります。産後の一番夫への愛情が落ち込む時期に仕事に専念しすぎているのはかなり危険です。働き方、休み方は、早いうちに考え、子育てを共に楽しみたいですよね。

天野 妙さん:保活は認可保育園という名の小さなカゴをめがけ、一斉に玉を投げ入れる玉入れ状態。入れる人もいれば、落ちて認可外や民間サービスにせざるをえない人、どこにも頼めず離職する人がいます。この10月から、待機児童対策の一環で、最大2年間育児休業を延長することが可能になりましたが、この件で国会に呼ばれ、3月に当事者の立場で話してきました。この政策は管制失業(保育園に落ちて復職できず失業すること)の軽減にはなります。しかし、一方で「13か月以上のキャリアブランクはマミートラックに陥る」とのエビデンスがあります。もしも2年とするならば、ママとパパふたりで育休期間を分担し、ママの復職と入れ替わりでパパが育休をスタートするなど、夫婦としてのキャリア継続を選択しやすい制度設計や環境整備が必要だと伝えました。

鈴木 美里佳さん:べビーシッターの会社を発起したきっかけに、北欧の子育てのしやすさがありました。今年1月にクラウドファンディングで渡航費を募りスウェーデンへ視察に行きました。パパの育休取得率9割というパパ育休が当たり前の国スウェーデンは、3ヶ月はパパ専用の育休(パパクオーター制)があり、収入保障もあるため、「取るのが当たり前、取らなければ損!」と考えている。育休はストレスの連続で全く「休暇ではない」というリアルも浸透しています。上司がパパ育休経験者というケースが増えたことで、一気に取得しやすくなったそうです。次世代のためにも私たち世代が先陣を切ることで育休のハードルを下げられるのではないでしょうか。

山崎 雅信さん:博報堂の調査データでは、子育てに熱心なパパは仕事にも意欲的という結果でした。でも実際にできるているかというと自信がなかなか伴わない。「パパハックション」では“赤点パパ”を打ち出していて、世間のイクメンの理想像にプレッシャーを感じることなく、何にもできない“赤点”であることを認め、それでも明日から行動を変えていける「気づき」「アクション」を発信しています。政策提言などをしている団体はいろいろありますから、コミュニティとして、ボトムアップで赤点なりのアクションを発信し、いろんなパパにリーチしていくことが大切だと思います。

小野 俊樹さん:妻が研修留学を目指すときに、子どもを持つことを夫婦で考え、留学前に出産する際、「パパの育休」という選択肢が挙がりました。初めは「できるわけないじゃん」と思っていたんですが、仕事のプロジェクトと同じで、課題の洗い出しと対策をイメージしたら、総合的に育休を取るのが良いという判断になりました。無事に出産し、生後3ヶ月で渡米しました。まずは1年、先に帰国するはずだったところ、子どもがかわいすぎて 2年に延長しました。
もちろんレアケースだったけれど、早めに上長などに相談すると意外とポジティブな反応で、この経験を後輩たちにも伝えることや、生活者目線を今後の企画に生かすことなど、会社へ還元できることも多いと感じました。
実際に経験を社内でシェアし、相談に乗ることで育休を取得する男性社員も出てきています。
上司から、結婚したとき、妊娠報告したときなど、「育休取得という選択肢に会社がポジティブだ」と伝えるだけでも、相談がぐっとしやすくなると思います。

ー 北欧の視察から、日本でも取り入れられるのではということはありましたか?

鈴木さん:北欧は高い消費税で成立する福祉の充実がありますが、大前提にダイバーシティの先進国で、国会議員の半数は女性、若い方も多いです。そして選挙があれば若者の投票率も非常に高い。まずは声を届けるという意味で、女性や若い方をどんどん後押しして、制度の刷新を求めていくことが大切だと感じました。

ー 早くやっておいた方がよかったな、知っておけばよかった、ということはありますか?

小野さん:家事スキルを上げておくに越したことはないです。子育てのことは赤ちゃんのころはできることは少ないかもしれないですが、妻が授乳など負担が大きい時に家事を担えるのは非常に価値があると思います。

鈴木さん・西村さん:夫婦がチームでキャリア継続を考える意味では、子どもを早いうちに持つというのも、仕事の幅が広がって面白くなる頃、子育てに少し余裕が出て、ぐっと仕事に集中できるようになるので、選択肢の一つだと思います。

グループワーク①「なぜ父親は休めないのか?一番の原因は何か」

0054_original

なぜ父親たちは休めないのか?育休どころか有給消化さえままなっていないのはなぜなのかを、グループごとで話しあい、一番の原因を考えました。企業体質、価値観など制度面、風土面の意見の中で、個人の先入観など自分にベクトルを向けた意見が多いのが印象的でした。

0064_original

・「当事者の先入観」育休をとれるものとして思っていない

・いろいろなできない理由でブレーキをかけてしまうこと

・個人の固定観念と個人に想いがあっても到底受け入れられない企業の古い価値観

・「父親は仕事」という刷り込み。
産前から子育てのロールモデルの話を聞いたり、子どもと触れる機会を持ち、子どもはかわいい、子育ては楽しい!というマインドセットできる場にいけば早く軌道修正ができるかも(参加者経験談:子どもが赤ちゃんのころは妻に任せっきりで2歳になってはじめて、子育てに目覚めたので、後悔している。次の子が生まれたら育休をとりたい)

・職場の理解が得られないし、妻も(男性育休という)発想をもてず自分で背負ってしまったり諦めたりしている

グループワーク②「休めるようになるには、どうしたらよいか? 会社、チーム、家族、個人など」

0073_original
ワーク①で挙がった問題を解決するには、どうしたら良いのかを話しあいます。仕事内容も様々なメンバーで、多様なアイデアトークに盛り上がります。

・仕事を属人化せずに、細分化、マニュアル化するなどその人がいなくても業務が進行できる環境を作っていく
・産前から子育てのロールモデルの話を聞いたり、子どもと触れる機会を持ち、子どもはかわいい、子育ては楽しい!というマインドセットをしておく(子どもが赤ちゃんのころは妻に任せっきりで2歳になってはじめて、子育てに目覚めたので、後悔している)
・子育てのための休暇を早めにスケジュールに入れるなど、社内共有しておくことで、周りの心づもりを促す
・子育てと仕事の両立について、地域の中で共有できる機会を作る

個人ワーク「我が家の働き方改革 私これやります!宣言」

最後は「じゃあ、自分はどうする?」という問いで、各人が「我が家の働き方改革」を書き出し宣言シートを作ります。

・「今のうちに家事スキルを上げておきます」(これから妊娠・出産を検討していきたいカップル)
・「手伝うという意識ではなく自分のできることをやる意識を持つ」(現在パートナーが妊娠中のプレパパ)
・「子どもと放浪旅行。思春期の多感な時期の育休もありでは。父親だからできる関わりをもっとしていきたい。」(お子さんが小学生のパパ)
・「仕事と子育てのことを共有できる場づくり」(地域活動に積極的に取り組むパパ)

その他参加者からは

「育児も業務もシェアするぞ!」
「定時に帰る」
「勇気を出して声にする」
「ママファーストを継続する」

などなど、多様な宣言が書き出され、宣言シートを持って集合写真が撮影されました。
0114_original

その後、主催であるフリーランス協会 代表理事の平田麻莉さんから
「育休のブレーキになりうる収入のことをパラレルキャリアで補ったり、育休中のスタッフの業務シェアにプロフェッショナルなフリーランスをアサインしたり、多様な保育を活用して在宅でキャリア継続を実現したり、会社員テーマとして考えられがちな「育休」について、フリーランス協会としても発信できる選択肢がまだまだあると思う。誰もが働き方、休み方、育て方を前向きに選択できる社会をめざして、協会としても共助の仕組み作り、情報発信を続けていきます」とメッセージがありました。

今回イベントを主催したフリーランス協会では、フリーランスにありがちなリスクやトラブルを幅広くカバーする賠償責任保障や、福利厚生制度、所得補償制度、コワーキングスペースやフリーランスがよく使うサービスの優待などを盛り込んだ、国内初の「フリーランス協会員向けベネフィットプラン」をリリースしています。詳しくはこちら

求人情報

在宅可!時短あり!書類作成業務(応募終了)  

国が提供する助成金・奨励金・補助金を取得する際のサポート業務です。

詳しく見る↓

勤務地
都内・在宅。週1~2社内MTG有。応相談 
勤務時間
月10時間~応相談
報酬
勤務時間による
条件
書類作成が好きな方。人事労務その他助成金に興味がある方。 社労士を目指している方も大歓迎です。

話をきいてみる

↑閉じる

役所への書類提出等のアシスタント・社労士資格保有者歓迎!

月に数回発生する役所等への提出物の準備、申請等をお願いします。子育てを優先しつつ、ちょっとだけ働きたいという方にオススメです。

詳しく見る↓

勤務地
新宿
勤務日数・時間
変則的 役所への提出なので日中のみです。
報酬
要相談、時給での計算も可能
条件
社労士大歓迎。(実務経験ナシ、ブランクありもOK)法務部、総務部、人事部に所属していた方、法律が好きな方、詳しい方 社会保険労務士等の資格を目指している方

話をきいてみる

↑閉じる

時短可能!週3日以上スタイリスト職

1)お客様の好み等に基づいたお洋服選び
・お客様に登録していただいたお気に入りのアイテムなどの情報を参考にしたパーソナルスタイリング 

2)お洋服のスタイリングアドバイス
・お選びしたお洋服の着こなしのアドバイスを書いていただきます。
・お洋服1点1点に対するコメントの作成
・お洋服ごとの特徴や、お客様のコーディネートの参考となるアドバイスを書いていただきます。

詳しく見る↓

勤務地
本社/東京都港区虎ノ門4-1-20 田中山ビル9F ※転勤はありません。   
勤務日数・時間
実働6~8時間(シフト制)
・週3日以上勤務
・土、日、水、祝日は出勤必須となります。
・勤務時間は1日6~8時間と選択が可能 。
※土、日曜日はどちらか一方の出勤も可能です。
※残業は原則ありません
※シフト例:10:00~17:00、10:00~19:00 
報酬
時給1000円以上※能力に応じて昇給あり。
条件
・アパレルでの接客経験のある方、コミュニケーションを取るのが得意な方、基本的なPCスキルがある方(Excel、Wordが使える)

話をきいてみる

↑閉じる

ママ向けサービスの企画・調査業務(応募終了)   

新規で年末にオープン予定のママ向けサービスの企画や情報収集業務です。 Webからの情報をExcelや資料にまとめます。自宅にパソコンがある方であれば Excelのレベルは問いません。

詳しく見る↓

勤務地
都内・在宅。月1社内MTGを予定   
勤務日数・時間
応相談 8月~11月まで   
報酬
勤務時間による   
条件
新しいサービスを作り出す事に興味がある方であれば 経験は問いません。ブランクがある方でもOKです。 

話をきいてみる

↑閉じる

クライアントへのヒアリング業務    

サービスに興味があるとお問い合わせ頂いた会社さんへ伺い、資料を見せながらサービスの説明をして頂きます。   

詳しく見る↓

勤務地
都内・直行直帰 
勤務日数・時間
月10時間~応相談  
報酬
応相談
条件
人と話すのが好きな方。ノルマもなく空いた時間にできる仕事なので子育てをしながら有効に時間が使えます。   

話をきいてみる

↑閉じる