【子育てパパママSDGs特集】
子どもの好奇心に火を付ける、日常生活の中のSDGs〜わが家の取り組み〜

編集長の小山佐知子です。

私には現在小学校1年生の息子がいます。1年前の今ごろは春から始まる新生活に心を踊らせ、真新しい文房具や就学グッズを揃えたりしたものですが、あっという間に一年が経ち、また新たな出会いの季節を迎えようとしています。

 
思えば、2年前の今ごろ、私は、息子の就学を意識し始めてなんとなくモヤモヤしていました。LAXIC編集部でも折に触れて話題になる「小一の壁」も、得体の知れない不安要素として常に頭にありました。そこで、私はそのとき初めて息子が通う予定の(現在通っている)小学校のホームページを閲覧してみることしました。すると、思いもかけない部分で発見と驚きがありました。トップページバナーに、「SDGsへの本校の取り組み」と書かれていたのです。

 
数年前まではほんの一部の人しか知らなかったような言葉が、“共通言語”のごとく公立の小学校のホームページの、それもトップページで語られるようになったとは…!

 
驚きとともに、新鮮な感じがしたのを覚えています。
今回は、私が子育ての中で意識しながら少しずつ実践しているSDGs教育について綴っていこうと思います。

SDGs、子どもにどう学んでもらう?

確かに、最近は生活のいろいろなシーンでSDGsのロゴを見る機会も増えましたし、テレビ番組やニュースを通して17の指標を見聞きすることも多くなりましたよね。書店でも、大人向けコーナーだけでなく、児童書や絵本のコーナーにも多くのSDGs関連の本を見かけます。

 
私の息子の学校では、少なくとも低学年のうちは教科書等でSDGsに触れる機会はないようですが、4年以降は授業で学ぶ機会があるようです(私立学校や一部の公立学校でも低学年から授業で触れるという話も聞いています)。となると、“副教材”的な意味でもSDGs関連の本には触れておきたいなと感じました。

 
本当に至るところで見聞きするようになったSDGsですが、一方で、「実は、親がイマイチよく分かっていなくて…」という声は少なくないようです。以前、SDGsに関するワーママ座談会(※)を開催した際も、「子どもが学校の授業で習う予定なのですが、親の私が実際よく知らなくて…」といった声がありました。私のママ友たちに聞いてみても、「SDGsって、環境問題の取り組みでしょ?学校で何かやってるのかなー?」「そもそも私はよく知らないんだけどね…授業で習うなら私も知っておいた方がいいよね…」といった声がよく聞かれました。

 
そういう意味でも、まずは親子一緒に本を通してSDGsについて知り、関心を深めていくのはとてもいいことですよね。一方で、「単に知識として知っているだけでいいのだろうか」、といった気持ちも…。日常生活の中でSDGsを話題にする前は、そんなモヤモヤを抱えたりしていました。

 
(※)【ワーキングパパママ座談会企画/2021年5月】
小学校の教科書にも載っている“SDGs”。自分ごとにするヒントとは?
小学校の教科書にも載っている“SDGs”。親子で話すヒントとは?

「習う」より「体験」であれ

2022年1月2日、3日に湘南の海岸で行ったビーチクリーンのようす

息子の就学準備とともに、日常会話の中にSDGsを取り込むようにしました。最初は全くピンと来ていなかった息子も、生活のマナーやルールの中で知るうちに、少しずつ関心を持つようになり、子どもの好奇心と柔軟性に改めてハッとさせられました。子どもにとってのSDGsの入り口は、まず何よりも体験!ーこのとき、強く実感しました。

 
そもそも、SDGsは17の指標に分かれていますが、中には子どもはもちろん、親にとってもなかなかピンとこないな…と感じる内容もあると思います。「知識」として学ぼうとすると、自分の日常生活とのギャップなどから理解ができなかったり、そもそも興味を持てなかったりしますが、自分の日常生活との接点を持つことで、普段できることから行動できるようになると感じています。

 
特に、低学年のうちはSDGsという言葉はさておき、まずは親子でさまざまま体験をして、小さな「なぜ?」「どうして?」を広げてみることをおすすめしたいと思います。子どもは好奇心が旺盛なので、体験を通してどんどん興味の枝葉を広げることができます。環境問題や貧困問題を真正面から学ぼうとすると、よほど関心が高い人でない限り、「自分とはちょっと遠いもの」と親が感じて尻込みしてしてしまったり、会話が弾まなかったりしますが、道端に落ちている使用済みマスクのゴミから、街の美化や動物愛護について考えてみることならできるかもしれません。私の息子は保育園児のころ野鳥にハマっていたので、「この(落ちている)マスク、もし鳥さんが間違って食べちゃったらどうなると思う?」と聞いてみたのですが、子どもなりに一生懸命考えて、自分の意見を伝えてくれました。それ以来、道端に落ちているゴミによく気がつくようになり、積極的に拾ったり、地域ボランティアにも参加するようになりました。日常の中のちょっとした体験が社会問題の入り口だなと実感した瞬間でした。

 
環境問題だけでなく、他にも身近なところにあるちょっとした疑問に目を向け、対話の題材にしてみるのはとてもおすすめです。編集部メンバーの中には、ランドセル選びを通して、「男の子っぽさ」や「女の子っぽさ」について親子で一緒に考えてみた、というエピソードもありました。こうした対話の経験が、いずれジェンダーギャップを考えるきっかけにつながればいいですよね。

自然という学びの教室 ビーチクリーンで感じた子どもの変化 

ビーチクリーンではゴミだけでなく、流木やシーグラス、貝やカニなのど生き物も発見できました

去年、茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦で、コミュニティのメンバー数家族と一緒にワーケーションを行い、目の前に広がる海でヨガやビーチコーミング(海岸や浜辺に打ち上げられた漂着物を収集すること)を行いました。ビニール袋いっぱいに拾った流木やゴミに、子どもたちはもちろん、大人も大きな成感を味わいまました。

 
今年は、お正月に訪れた湘南の海で、2日間に渡ってビーチクリーン(ゴミ拾い)を実行。海岸には、ペットボトルのゴミや使い捨てマスク、カイロ、空き缶などのゴミが多く、大きなゴミ袋も1時間で満杯になるほどでした。息子は、ゴミ拾いをしつつ、打ち上げられている貝やカニ、イカ、魚などにも興味津々。ポリ手袋ごしに恐る恐る突いてみたり、観察日記を書いたり、自分なりに楽しんでいました。

 
息子の成長に驚かされたのは、後日、親子で『プラスチックのうみ』という絵本を読んだときのこと。

 

人間が出したプラスチックごみが、どのように海を汚し、海に暮らす生き物に影響を及ぼしているのか、そしてきれいな海を取り戻すにはどうしたらいいのかを伝えています。

きれいなイラストと分かりやすい言葉にどんどん引き込まれるのですが、それもやはり、実体験として海でプラスチックごみを拾ったことが大きく影響しているようでした。息子なりに、海の自然を守るためにはどうしたらいいのか考えて、自主的に冬休みの日記に書いていたのを見て、やはり体験から入ることはとても大事だと改めて実感しました。先にこの絵本だけ渡しても、ここまでの食いつきはなかったかな…と思います。海で目の当たりにした大量のペットボトルは、心に響くものがあり、「海を汚してはいけない」「生き物を守ろう」というメッセージが、他人事ではなく確実に自分ごととして捉えられたのだと思います。

 
これから学校などで学ぶ機会があるSDGs。知識として学ぶまでに、これからも、できる限り生きた体験を通して興味関心を持てるよう、親として努力していきたいと思います。

 

LAXIC編集長 小山 佐知子
LAXIC4代目編集長として2020年より在職。LAXICの運営会社である株式会社ノヴィータで「週3勤務の正社員」として働く側ら、法人向けの働き方コンサルティングや女性活躍推進事業を行う。

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