【これからの子育て特集/インタビュー】
しつけと体罰に関する緊急読者アンケートから見えてきたママたちの本音

自分に余裕がなくなってイライラを家族にぶつけてしまった!

読者のみなさんは、こんな経験ありますか?

愛してやまないわが子なのに、つい怒鳴ってしまったり、カッとなって叩いてしまって自己嫌悪に陥ったり…。「あるある!」と共感するようなエピソードが、「実はそれって体罰に当たるかも」と言われてしまったら…あなたならどうしますか?

 

しつけと称した虐待によって引き起こされる悲しい事件が後をたたないことから、2020年4月に児童虐待防止法が改正され、「体罰禁止」が明記されました。体罰とは、しつけのためだと親が思っていても、身体に何かしらの苦痛や不快感を意図的にもたらす行為のことをいい、軽いものであっても体罰に該当し、法律で禁止されています。

体罰は子どもの発達においてマイナス要素でしかなく、なんの課題解決にもならないことは科学的にも証明されています。とはいえ、「体罰はいけない」と頭ではわかっていても、止められない現実もあるのではないでしょうか。

 

今回LAXICでは、その原因となっている親である私たちのストレスや不安の元を解消したい、自分たちが受けてきたしつけから脱却したいと願い、特集を立ち上げました。

まずは2歳〜8歳までのお子さんを持つ母親のみなさんに『育児におけるしつけと体罰について』と題した緊急アンケートを実施。65件の回答から、日々の子育ての裏に隠された迷いや不安、そして課題を洗い出してみました。

 

<アンケート回答者の属性>
回答してくださった読者の方々は31歳〜40歳が7割近くを占め、子どもの平均年齢は4.7歳でした。

6割の方が子どもを叩いたことがあり、9割近くの人が怒鳴った経験があるという結果に

日常的ではないにしても、6割の方が子どもを叩いた経験があり、9割近くの方が怒鳴ったことがあると回答。それぞれの理由をまとめてみると…

 

<叩いたことがある人の理由>

  • 危険なことをした(しそうになった)
  • 何度言っても言うことを聞かないから
  • 子どもが兄弟や友達に暴力をふるったから
  • イヤイヤ期がひどくて、自分もパニックになった
  • 仕事や夫とのことで自分がイライラしていた
  • ワンオペが続き、自分が壊れたとき

 

子ども自身が危険な行為をしたときに瞬発的に出たのと、自分が感情的になった場合の2パターンがあるようです(どちらにしても、イヤと言うほど気持ちがわかるので、読んでいて胸が痛いです…)。一方で、怒鳴ったことがある理由は上記と同じような内容に加え、より具体的な理由が多く見られました。

 

<怒鳴ったことがある人の理由>

  • 急いでいるのに行動してくれない
  • 食べ方が汚い、片付けをしない、嘘をついた
  • 何度言っても理解してくれず、対応が煩わしかった
  • 決まりごとを守らず、約束の時間に準備ができなかった
  • なんと説明してもイヤといい続ける
  • 悪いことをしたのに謝らなかった
  • 大声でうるさくし始めるので対抗してしまった

 

自分の余裕のなさと相まって、家庭内の決まりごとを守らないときなどに、しつけの意味で「怒鳴る」という行為につながるようです。9割の人が経験があることから、「叩く」より「怒鳴る」ことへのハードルの低さを感じつつ、しつけとして許容されるのはどの範囲までなのか?ということを、次回以降の記事で専門家へ対処法を伺ってみたいと思います。

しつけのための体罰は必要ないと8割近くの人が思っている

実際に体罰を行った経験については上のような結果となりましたが、8割近くの方が子育てにおいて「体罰は不要」だと考えています。

<体罰が必要ない理由>

  • 叱られる理由の理解を妨げる。叩いてもなんの解決にもならない
  • 体罰を受け続けるとそれに慣れて、怒られることに麻痺してしまう
  • 親の感情のコントロールができていないだけだから
  • きちんと対話することで、子どもも理解できる
  • 自分がそう育てられた結果、「母に怒られないこと」が優先になっている
  • 子どもが萎縮して傷つくだけだから

 

そのほかにも「脳が萎縮する」「トラウマになる」などの科学的なエビデンスがしっかり浸透している印象を受けました。しかし、必要ないと思っていながらも6割の人は叩いたことがあると回答していますから、多くの人は「わかっているけど手が出てしまう」、自分の中の矛盾と葛藤していることが浮き彫りに。

体罰は必要・どちらでもないと思う、その背景とは

残りの2割の方が条件付きで必要・どちらでもないと回答していますが、その理由としては、

 

<体罰は必要・どちらでもない理由>

  • 諭すような経験をしたことがない。どうしようもないときは致し方ない
  • 言葉で理解できないときには、少しは必要
  • 次にやらないために課すのはありだと思う
  • 切り替えのための刺激は必要なのでは?
  • 基本は褒めたり認めたりしているが、それだけだと甘えた子になるから

 

どうしようもないときの手段として、次に同じことをさせないための抑止力として、との回答が多いようです。とくに1〜3歳までの子どもの場合、言葉を理解することが難しいため、危ないことをしたときなどは体罰でわかってもらう、という方もいると思います。この対処法についても、今後の専門家へのインタビューで伺ってみたいですね。最後に、いま、しつけや子育てでモヤモヤしていることを聞いてみると

 

<モヤモヤしていること>

  • 夫と子育てにおいての価値観の違い
  • 自分に余裕がない。他の活動とのバランスを模索
  • 完璧でない自分に、子どもをしつける資格があるのか
  • 「甘えさせ」と「甘やかし」のボーダーラインがわからない
  • 「怒り方が足りない」と周囲から思われてそう

 

自分の感情コントロール、夫との価値観の違い、周囲からの目…。常時ではないにしても、内的・外的不安要素を抱えながら子どもと向き合っていることがわかりました。これらのストレスを少しでも減らせられれば、イライラしてしまって子どもを怒鳴る・叩くなどの負のスパイラルに陥らなくて済むはず…! 自分も含めて、なんとかポジティブ・スパイラルに持っていきたい。今回のアンケートで多くの課題や疑問が浮き彫りになりましたので、ひとつずつ、解決の道を探っていきたいと思います。

次回は子どもの支援専門の公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、国内事業部の西原萌さんに、「しつけと体罰の境界線」や「怒るとしかるの違い」、「自分の感情コントロールの仕方」などのお話を伺う予定です。

ライター 飯田りえ

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