マイナス金利時代の貯蓄。何でするのが一番良い?
マイナス金利となって色々な金融商品に影響が出ています。
そこで今回は、マイナス金利時代に、「何で資産を貯め・作っていくのが良いか」についてご案内します。
大切なのは、「いつ」「どれだけ」「なんのために」必要かを理解すること
貯蓄を考える前に、考えておく必要があることは、その貯蓄は「何のために」「いつ使うもの」で「どれだけ」必要か、ということ。
ただ積み立てていくだけの貯蓄は、ゴールのない迷路を進んでいるようなものです。
ご自身、ご家族のライフプランを見据えて、必要なタイミングごとのゴールを設定しましょう。ライフプランと必要な金額がはっきりすると、今自分がすべきことと貯蓄すべき金額がはっきりと見えてきます。
必要な時期に合わせた貯蓄方法をとる
必要な貯蓄の額と時期が分かったら、それに併せた貯蓄の方法を考えましょう。
ポイントは「時間でリスクヘッジ」をすることと「金利変化のかたち」です。
① 5年未満で使う短期資金
使うまでの期間が5年以内のものに関しては、基本的には預貯金で持っておきましょう。一部定期預金でも良いですが比較的短期のもので、常に元本割れのないものでの保有を前提とします。
②5年~10年程度で使う中期資金
国債や長期の定期預金、保険商品など、リターンの可能性がある金融商品を活用できるようになります。
注意点は短期の解約は元本割れの可能性もあること。また金利が申し込み時点で決まってしまうものもあるということです。現在のような低金利時代に申し込み、金利が決定してしまうと、これから金利が回復した時に相対的に損になることもありますので注意しましょう。
今は申し込み後の金利変動に沿うように短期の定期預金や変動型の個人向け国債がおススメです。
もう少しリスクを取れる方は、外貨での預金や海外の国債も良いのではないでしょうか。
③使うのが10年以上先と思われる長期資金
10年以上あるものは時間を味方につけて運用を考えてみてはいかがでしょうか。
運用期間を長期で考えることができると、ある程度安定的な運用も可能です。
運用のコツは長期で・分散して複数の金融資産を持ち・出資のタイミングをわけること。全く経験がない方は複数の種類の投資信託を毎月少しずつ購入してみてください。
また、老後資金の貯蓄を考えている場合は【確定拠出年金】での運用がおススメ。運用をしながら税的な優遇を受けることができます。特に会社員の方は節税できる手段は限られていますので是非活用してください!
いかがでしたでしょうか?
貯蓄の方法としては、上記の分け方が基本になってきますが、あくまでも考え方のベースとなるものです。
5年以内に使うことがあまりないと考え、全部を定期預金にしたり、投資が怖いと思いながら無理して頑張る、ということがないようにしてください。
大事なのはご自身にあった方法を見極めること。確定拠出年金は元本確保の預金や保険を選択することも可能です。
各金融商品についての詳しい内容は他の記事を参考にされたりや金融機関・ファイナンシャルプランナーなどへ是非お問い合わせください。
何もせずにただ貯蓄をしているだけはもったいないですよ!