ママ経営者として新しい働き方を模索したい
妊娠がわかってから早半年。
いよいよ、産休が近づいてきました。
妊娠の報告をしてから、様々な質問をいただくので、質問にお答えする形をとりながら、経営者という立場における今後について、お話ししたいと思います。
産休は12月から、仕事復帰は4月以降体調を見ながら
最も多い質問は、「産休・育休とるの?いつから?復帰はいつ?」という質問です。
一度出産を経験している経産婦ならまだしも、決して若くもない初産婦なので、現状では12月中旬~3月中旬の予定で産休を取得する予定です。
産休とセットで聞かれる育休の取得に関しては「Yes」とも「No」とも言えないのが現状です。
意味がよくわからないと思うので、もう少し詳しくご説明しますね。
実は、産前・産後の休業期間については法律上給料支払いの義務付けがないため、休んでいる間の扱いはそれぞれの会社の判断に任されています。
健康保険に加入していれば、出産一時給付金や出産手当金は受け取ることができるので、ほとんどの方がこちらを利用して、産休期間中の収入を補っていると思います。
私もこの制度を利用する予定です。
※産休・育休の給付に関するSpecialコンテンツはこちら
しかし、私には育児休業給付金の給付はありません。それは私が経営者だからです。
統計局の2013年の発表によると、日本の人口の87%が雇用者ですが、私は雇用している側(経営者)なので、当たり前ですが雇用保険には入っていません。
産休給付とは違い、育休時の給付は雇用保険から支給されます。そのため、雇用保険に加入していない私は育休時に給付がないんです。
その事実を知ったのは妊娠後しばらくたってからで、昨年まで兼業役員という形で、役員でありながら現場の監督者として雇用保険にも入っていたので、去年産めばよかったなぁなんて思ったりしました(笑)
社長になって3ヶ月後の妊娠判明で、会社も大きく変わっている最中なので、もともと1年フルで休むことは考えていませんでしたが、この事実を知りその決意は固まりました。
改めて、質問に答えます。
「半年ないし1年といった、長期の育休取得は予定していません。」
産休中、社長は不在のまま、代理も立てません
経営者の方々からは「社長の席はどうするの?」という質問もいただきます。
前回のコラムでお伝えしましたが、私は今年の3月に現会長から社長職を引き継いでいます。現会長には新しい流れが見えはじめたこともあり、戻るつもりはないと予め言われてました。
そこで、産休中も一部業務は継続して行うことを想定していましたが、ありがたいことに、私には創業メンバーの2人を含め心強い役員とリーダー陣、更にメンバーがおります。
創業メンバーの1人である男性役員に、「万が一のことも想定して業務を一覧化して、引き継いで欲しい」と言われ、今更ながら、自分1人の問題ではないと認識しました。
最終的には、自分の棚卸した業務を彼らに任せて、社長不在の状態を取ることにしました。
来期の計画を立てながら、棚卸した業務も引き継ぎ中ですが、日々「社長の役割とは何か」「自分にしかできない役割はなにか」を考えています。
立場が変わった今また、次なる展開に向けて、自分自身を見直す良い期間を体験させてもらっているなと改めて感じています。
仕事と子育ての両立が出来る、ノヴィータならではの働き方を模索したい
弊社には10年前の創業時より、週3出勤の正社員、クライアント先に常駐するメンバー、LAXIC事業部長の齋藤や宮崎編集長のように、ミーティングのためにオフィスに顔を出す在宅・社外ワークが中心のメンバーも複数います。
このような実績からも、私は「仕事がオフィスでのみできるもの」とは考えていません。
そこで、私も育休は期間を決めてとるのではなく、自身や子供の体調を見ながら徐々に仕事に復帰しようと考えています。
これも妊娠後に初めて知ったのですが、保育園は最も需要が高いのが4月入園で、待機児童が増えている今、それ以外の途中入園は難しいそうです。
4月からの入園の申し込み時期は、前年の10~12月で、まさに今!
まだ産んでもいない私も情報集めに奔走しているところです。
色々調べましたが、私は今のところ認可保育園に預けるつもりはありません。
子育ては経営者として「働き方」を模索する絶好の時期ではないかと考えており、最初は在宅での仕事復帰をし、さらに、子連れ出勤も試そうと考えています。
週2~3日は保育園に預け、その他は在宅や子連れ出勤で復帰するという形が今のところの理想なのですが、待機児童が多い今の保育園事情では、週2~3日預けるという選択肢がないようです。
そのため、認可外で申し込みをして、在宅や子連れ出勤を試しながら経営者としての働き方、ノヴィータという会社ならではのソリューションを増やしていきたいと思っています。