毎日もやもや… でも、新しい自分はすぐそこにいます
ワーママさんやプレワーママさんから、こんな「もやもや」な話を聞きます。
これまでのように働けない。
人の助けを借りないと仕事も生活も回らない。
仕事や社内のポジションに以前のような思い入れが持てない。
今の仕事、これからも続けられるのかな。
家族のために仕事を辞めた方がいいのかも。
毎日がんばってるけど、「これでいいのかな」と心のどこかで思ってしまう。
そんな「もやもや」が晴れて行く、そのための情報を発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
私は大学卒業後10年間、信託銀行でリテール営業、採用業務、運用業務と様々な仕事をさせていただきました。
その中で、強く心に残っている出来事があります。
新卒採用のパンフレットの取材のために数十名の女性社員にインタビューしたときのことです。
いわゆる「キャリアウーマン」の話を聞くことが何度かありました。
仕事は絶対に手を抜かない。残業も単身赴任も厭わない。子どもと話すのは土日だけ。
でも、じっくり話を聞くと、そんな方たちもまた誰よりも家族のことを思っていることが伝わってきたのです。
誇りに思う仕事と大切な家族。そのはざまで苦しみながら、それでも毎日背筋を伸ばして仕事をしているんだと知りました。
「こんなに強い思いがある人でも迷いを抱えて、必死に仕事と家庭を守っているのか・・・!!」と衝撃を受けました。
その一方で、「仕事と家庭を大切にしたいだけなのに、どうしてあんなに苦しまなければならないのだろう?」
「人生にはいろんな出来事があるのに、いつでも仕事第一です!とアピールしなければ認めてもらえないのはなぜなんだろう?」
という疑問は消えませんでした。
その後、私自身が病気をしたり結婚をしたりして、自分たち家族の将来を考えた末に退社しました。
そして以前から興味のあったキャリアカウンセラーの仕事を始めたとき、ひとりでも多くの人が仕事と生活を自然体で両立することができるようにサポートしたいと思ったのです。
さてさて。
私の話が長くなりました。
今、絶賛もやもや中です!というワーママさんやプレワーママさん。
毎日一生懸命やっている。でも、ただ毎日をこなしているだけにも感じてしまう。
このままでいいのかな・・・。
そんな風に、何を目指したらいいのかわからなくなっている時かもしれません。
もしそう感じているなら、キャリア観を新しくするタイミングがやってきたのです。
キャリア観を見直すことは、理想の自分を諦めることではありません。敗北ではないのです。
実は、キャリア観を見直すタイミングは男女関係なく人生の中で何度か訪れます。
ただ現代社会で働く私たちは成長だけが求められて、それを感じることすら許されません。
でも、ワーママさん、プレワーママさんには、そのタイミングがやってくることがとても多いのです。
それは自然なことで、次のステージを充実させるためにとても大切な時期と言えます。
つまり、今の「もやもや」は、時間の無駄でも人生の停滞でもなく、次に進むために必要なことなのです。
その大切な時期を過ごすためのお話を次回から紹介していきたいと思います。
もやもや期を越えていく、その一歩になればうれしいです。