「働くママとパパを少しでも安心させたい!」 子育て家庭向けのwebメディアを作り上げたワーママたち

ラシク・インタビューvol.31

株式会社mediba 羽石 乃理子さん・大村 博子さん

働きながら子育てをする。自分で選んで決めたこの道に「子どもにとって本当によかったのだろうか?」と不安になったことが、働くママなら1度や2度、あるのではないでしょうか。
そんな不安を自身も感じ、同じ気持ちを持つ、たくさんの人達が安心できるコンテンツを提供したいと思い立ち上げた、働くママとパパ、家族の気持ちをラクにする情報サイト『camily(キャミリー) 』。
今回は企画段階からこのサイトに携わったという株式会社medibaの羽石乃理子さんと、デザインを担当された大村博子さんに、『camily』で発信していきたいこと、そして、育児と仕事を両立のコツや自分らしい働き方についてお伺いました。

復帰後すぐにママメディアの構想
camilyをリリース

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右 羽石さん、左 大村さん

宮﨑まずは「camily(キャミリー)」に携わった経緯を教えてください。

羽石さん(以下、敬称略)私は復帰してすぐです。当初は女性向けのサービスをつくろうということだけ決まっていて。そこから、具体的にどのようなサイトをつくるかという企画段階から関わりました。

4月から復帰して、サイトリリースが1月。立ち上げまで早いですね。

羽石実は企画期間が意外と長くて、半年くらいはどんなターゲットにするか、どんな内容にするかを企画していました。実際に制作に入ったのは10月頃ですね。
予想外に企画に時間を費やしてしまったこともあり、本当はやりたいことがたくさんあったのですが、それを全部つくって満を持してリリースするよりはミニマムな状態で、まずは早くリリースをしようということになりました。その後、リリースしながら改善や機能追加していこうと。

大村さんは制作ということで、「camily」以外も携わることがあると思いますが、自分と同じターゲットのものをつくることで感じた変化はありますか?

大村さん(以下、敬称略)いままで制作していたものは、ターゲットが不特定多数すぎて、ユーザー目線がふんわりしていました。「何が正解なんだろう? なんでも正解なんじゃないか? いろいろな人が見ているし…」と正解が曖昧だったんです。でも「camily」はターゲットが自分なので明確な答えがあって、とても新鮮でした。いままでの制作物のなかでも悩んでも早く解決ができましたね。

「camily」のメインターゲットは復帰後のママですか?それとも育休中?

羽石ターゲットはもちろん両方なのですが、復帰後のかたがメインです。仕事と育児の両立に悩むことが多いのではないか?と思い、ランチ時間や子どもが寝た後に簡単に見てもらいたいなと思っています。そのためにはカテゴリーが子どもの年齢で絞られているほうがすぐに見たい記事が見られると思い、そういう機能をつけました。
実際にアクセスしてくれているかたは30代の女性が95%、子どもの年齢は2歳くらいまでのかたが60%を占めています。そして、復帰後か育休中かを選べるようになっているのですが、これから復帰されるという育休中のかたが60%くらい占めているのが現状ですね。
ちゃんとターゲットに届いているなとは感じますが、仕事復帰しているかたに、どう届けていくのかが今後の課題です。

悩んでいる働くママ・パパに伝えたい
「それでも子どもは育っていくから大丈夫」

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宮﨑サイト名の「camily」はどのような意味が込められているのですか?

羽石ママというよりも家族をターゲットとして意識しています。育児をしている家族が当たり前になる世の中になっていくでしょうし、そうしていきたいという思いもあり、キャリア=仕事・ファミリー=家族・リリーフ=安心するという意味を込めて造語で「camily(キャミリー)」とつけました。

羽石さんご自身も本当に仕事と子育てをしながら、このサイトを生み出していった感じですね。

羽石そうですね。自分が欲しいサービスを作っていった感じですね(笑)

自分が欲しかったサービスとは具体的にどんなことですか?

羽石まずは、“安心したい(させたい)”と思っていました。
保育園に預け始めの頃は特に、「子どもにとって本当にこれでいいのだろうか?」と思ったり、「3歳までは一緒にいたほうがいいのではないか?」という情報があったり、「どこまで仕事をしていくんだろうか…」と不安な気持ちになることもありました。
でも、たくさんの人がそういう気持ちを抱えていると思うし、
「それでも子どもは育っていくし大丈夫だよ」というのを伝えていけたらなという気持ちがありましたね。
あとは、復帰してから本当に日々忙しいので、どうやったら1日をやりくりできるのか?というハウツー系も発信していけたらと思っています。

羽石さんご自身が不安を抱き始めたのは復帰前からですか?

羽石そうですね。実は、保育園も待機児童がたくさんいるとは聞くけど、まだ生後2~3か月の時だったので、まぁ試しに申し込んでみるか!くらいの気持ちで記念受験的に申し込みをしたんです。そしたら、決まったんですよね。
保育園が決まったってことは復帰するってことだよな〜と急に現実味を帯びてきて、そこからですね、どうしようどうしようって不安になっていったのは。

今現在は、通っている保育園が素晴らしいので不安はなくなりました。最初の頃は子どもが保育園にあわなかったら仕事を辞めなきゃいけないんじゃないかと思っていましたけど、子どももすごく楽しそうに通っているので安心することができましたね。

大村さんは復帰前、不安はありましたか?

大村私は全く逆で、子どもが早生まれということもあり、保育園に入れなかったら退職になってしまうと焦っていました。復帰まで1年半まで猶予があるものの、4月に入れる保育園がなかったら、さらに狭き門になってしまう現実があって…。
さらには家も建てたばかりだったので、私が働かないという選択はないという状況でした。育休中は保育園に入れなかったらどうしようという不安で、泣くほどつらかったです。
無認可も定員オーバのところが多く、電車で1時間かかるところや、別の区でもいいから、とにかく子どもを保育園に入れなきゃって思っていましたね。

とにかく慌ただしい日々
仕事より育児のほうが戸惑うことが多い

宮﨑お二人の復帰前の状況がまったく逆ですね(笑)。羽石さんは復帰されてまだ1年目、大村さんも復帰してもうすぐ2年とワーママ歴としては浅いほうですが、復帰後、生活の変化や仕事で戸惑ったことはありますか?

羽石やっぱり慌ただしいですね。入社して8年以上経っているので、仕事のほうは慣れているし、やり方も進め方もわかっているので大丈夫なのですが、育児のほうは初心者で戸惑うことが多いですね。

大村私は育児休暇中に、PC、ガラケーの案件がなくなりオールスマホばかりになってしまって、復帰後の仕事がガラっと変わってしまったんです。スマホの業界のスピードも早すぎて、まったく過去のナレッジをいかせずという状態でした。
まだ業務に慣れないこともあり、復帰後はしばらく帰宅するのが遅い時間になってしまうことも多かったです。旦那さんの実家が近いので、頼りっきりでなんとか乗り越えられましたが…。
でも羽石が4月に職場復帰して、時短勤務の人も会社にちらほらいるようになってからは「働くママの生活ってこういう感じだよね〜」というのが定着してきて、徐々に緩和されていった気がします。

仕事と育児の両立は
頑張りすぎないことがコツ

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宮﨑仕事と育児を両立していくためのコツはありますか?

大村私は両立しようと思わないことがコツだと思っています。
昨年は子どもが「ママ、ママ〜」っていう時期だったので大変でした。物理的に子どもが3歳くらいまでは、ママといなきゃダメっていうのは自分でも理解しているのですが、仕事もやらなきゃという思いもあり…結果、仕事と子どものどっちを取るか!? みたいな気持ちになってしまいました。
でも、そんなときに「仕事と育児の両立どうしてる?」というような内容の記事に「育児・仕事・家事の3足のわらじを履いて、それをすべてうまくこなすなんて無理!」って書いてあったのを見て、なんだ!みんな無理と思っているんだと安心しましたね。
そこからは、「できるときに、できるものをできるだけやればいい」と思うようになり、だいぶ楽になりました。

羽石私は子どもが小さいので、正直まだよくわかっていないですね。でも両立というのは1日だけじゃなくて毎日続くものなので、あまり頑張らないってことですかね。たとえば、掃除をあまりしないとか、洗濯も2日に1回にするとか。
あと、家事代行サービスの「タスカジ」さんにお願いしています。会社の福利厚生で半額出してくれるので、それを活用して手間のかかる掃除などは頼んでいます。

自分のなかで決めているルールはありますか?

羽石子どもといるときは絶対に仕事をしないようにしています。保育園の門の前までは、気になる仕事のメールを一通り返信していますが、保育園に入ったらもう見ないし仕事のことは考えないようにしていますね。子どもが8時半に寝るので、そのあとに再開するようにしています。

大村私はまたまた逆なのですが(笑)、仕事と育児を線引きするとつらかったのでやめました。ある程度、頭のなかでいろいろ考えておいて、会社についたらすぐにできるように効率化したり、ひどいときは子どもを膝の上に乗せてパソコンをいじっているときもあります。

では最後にお二人にとって働くとは?

羽石もちろん経済的なこともありますが、自分の視野を広げたり、仕事をしていれば誰かの役に立てると思うからですかね。
社会の役に立てるという大きなものではなくても、会社の人やサービスの利用者でも、身近な誰かのために役に立てればと思い働いているんだと思います。

大村私の友人に「仕事は自分の存在意義だ」と言っている人がいて、でも私はあてはまるようで違うような気もしていて…。
単純に仕事が楽しいんですね、好きなことをしているので。
この先も会社勤めじゃなくても、なんらか仕事はしていくんだろうなと思っています。

働くママやパパに「安心してほしい」。お話を聞いているなかで、その言葉がとても優しく心に響きました。そんな思いで立ち上げたwebサイトだからこそ、ユーザーが本当に欲しい情報を手に入れることができるのではないでしょうか。
働き方もマイルールもまったく逆のおふたりでしたが、ちゃんと迷って見つけた自分らしい働き方がそこにはあるように感じました。

羽石 乃理子さん・大村 博子さんプロフィール
羽石乃理子 株式会社mediba メディア広告事業本部。出産前は副本部長としてメディア企画や編成を推進。2015年4月、「camily」の構想中に職場復帰。時短勤務(9:30-16:30)で「camily」の企画・ディレクションを担当。現在1歳の男の子をもつワーママ。

大村博子 株式会社mediba 制作部 2014年4月に復帰。「camily」のデザインを担当。9:30-17:30のフルタイム勤務。もうすぐ3歳の男の子をもつワーママ。
HP:camily(キャミリー)

ワーママを、楽しく。LAXIC

文・インタビュー:宮﨑 晴美

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