子どもを通してつながれた「地域」という社会

つい最近、地元の同級生(男性)に聞かれたことがある。「子どももいないし独身だから分からないんだけど、ぶっちゃけママってどーなの?子どもがいるとどう生活が変わるか全然わかんないんだけど」と。聞かれた人が、同じ地元だったこともあって、自分自身が地元にいた時・大学で初めて地元を離れた時、そして就職した時・・・と約20年間(こう書くとこの長さ怖いですね・・・・)がぶわっとフラッシュバックしたのだけど、そう思うと、一番変わったのは今住んでいる場所を通して地域や社会が見えるようになったこと、だと思ったのです。

大学時代は少し置いておいて、働き始めてからというもの、東京にずっと住む感覚はあっても「根を降ろしている」という感覚はありませんでした。私にとって地元はほっとする場所で、東京は「頑張る場所」という別物でした。職場に知人や友人はたくさんいるけれども、住んでいる地域に知人や友達はいなかったし、隣のマンションに住んでいる人が誰かももちろん知りませんでした。それは結婚してからもほとんど変わらなかったのです。

知らない“社会”を教えてくれる大切なママ・パパ友たち

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住んでいる地域に知り合いができたのは、育休を取得して、子どもを連れて児童館や子どもの遊び場に行きはじめてから。ぶっちゃけた話をすると、最初は「仲良くなれるのかなあ」と思っていたのです。人間、成長するにつれて知り合うのは同じような人になりがち。私もすっかり「同じようなバックグラウンドと考えを持つ友人・知人」の関係に慣れきっていたのかもしれません。でも「児童館」や「子育てサークル」という場は、「同じ時期に同じ場所に住んでいる人」という条件でのコミュニティ。年齢も、出身地も、生きてきた形、考え方もバラバラなのです。それこそ、小学校以来の「地域くくり」のコミュニティ。でもいろんなタイプの人たちと話したり、飲んだり、飲んだり(笑)するのが楽しかった。子どもが最初に入ることができた認証保育園のオープン情報は、ママ友から教えてもらったし(あの時教えて貰わなかったらうちの子は確実に待機児童になり、私も仕事を辞めていたと思う)、幼稚園と保育園とのリアルな違いや小学校受験の実情などは、幼稚園ママから教えてもらったし、自分の友人にはいなかった職業ならではの両立の悩みは保育園ママ友から教えてもらった。私が知らない「社会」を教えてくれる大切な人たちです。そう言えば会社員時代、家と保育園の近くで事件があって、その状況を逐一ご近所ママ友たちと共有できたことはなんと心強かったことか。

気がつけば、今住んでいるエリアを歩いていると必ず誰か知り合いに合うようになりました。
子どもが生まれるまでは、住んでいる場所に知り合いなんて誰もいなかったのに!それは夫も同じこと。自分とは違う職種のパパと知り合うことで、刺激になったりするようで、なんだかパパ同士の飲み会もまんざらではなさそうです(笑)。

地域でのコミュニケーションは仕事にも役立つ!?

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ワーママだけじゃなくて、「ママ」「パパ」になることには、いろいろな制約が生まれるという認識がかなり多くの人にあるようです。でも制約ばかりではなくて、新しく生まれることもたくさんある。先日、長男の小学校に向けた「就学前検診」に行ったのですが、そこで何人かの知り合いママたちに会いました。そして、ああ、育休中に地域にたくさん友達を作っておいてよかったなあと思ったのです。小学校に入る時の不安や、入った時に直面する壁に対処できる同士たちがたくさんいる、ということが。

最近では、育休中の働くママに向けたプログラムが多く作られていて、それはそれですごくためになるし、今後の役に立つ大切なコミュニティ形成になるのですが、だからこそ地域コミュニティをないがしろにはして欲しくないなあと思うのです。「地域」というくくりはありますが、そこは「社会の縮図」でもあります。先日、イクボスセミナーを取材させて頂いたのですが、PTA会長まで経験したイクボスの講師の方がおっしゃっていました。「まさにいろいろな層がいるPTAとのコミュニケーションは仕事にも大きく役立っている」と。地域コミュニティはもしかしたら自分の凝り固まった考え方に刺激を与えてくれる大切な存在になるかもしれませんよ!

LAXIC編集長宮﨑の「ワーママだから見えるせかい」

宮﨑 晴美

宮﨑 晴美

LAXIC編集長。新潟県上越市出身、1976年生まれ。津田塾大学卒業後、外資系テレビ局・大手PR会社・ブライダル企業の広報マネージャーを経て妊娠・出産を経験し、子どもが3歳になったことをきっかけに、子どもが成長しても無理なく続けられるサステイナブルな働き方をしたいとフリーランスに。現在、PRコンサルタント&エディター&ライターとして多方面で活躍中。前職でハワイ関連の仕事が多かったことから、その経験を活かし、子どもと一緒に楽しめるハワイサイト「KIDS HAWAII」を主宰。
1歳と5歳の男児2人母。

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