悩めるワーママ必見! 周りに振り回されず、
シンプルに自分と向き合う方法 【前編】

仕事や育児に悩みながらも立ち止まれず、突き進むしかない……

毎日、タスクに終われるだけで、全然楽しめていない……

仕事も、子育ても、どこか心にモヤモヤを感じながらも、先延ばしにしている自分がいませんか? そんな中、一冊の本に出会いました。『こじらせママ、子育てしながらココナッツオイルで年商7億円。』。昨今のココナッツオイルブームの火付け役として一躍時の人となり、今ではフードロスなどの食にまつわる社会問題にも取り組まれている荻野みどりさんの著書です。小1になる娘さんを育てながら会社も経営。順風満帆に見えますが、これまでの道のりは“こじれきった”状態にあったとか。学歴・職歴に大きなコンプレックスを抱え、仕事・母・妻・女性としての悩みが複雑に絡み合い、自分を見失っていたそうです。そんな彼女がどうやって自分と向き合い、どうやって子育てしながら天職を見つけ、どんな “幸せのカタチ”を導き出したのでしょうか? 実際に会ってお話を伺ってきました。前後編、2回に分けてお伝えします。

周りから与えられた母親像はじめ、たくさんの着ぐるみを着ている

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編集部:本を読んだ後の第一の気づきとして、まず常識や世間体にとらわれている“自分”が浮き彫りになりました。母として、女性として。荻野さん自身もそういう世間一般でいう“母親像”に縛られたことはありましたか?

 

荻野みどりさん(以下、敬称略。荻野):私はすごく保守的で常識的な両親の元育ちました。「早く結婚して子どもを産むことが女性の幸せ」こういった、当たり前の価値観に居心地の悪さを幼い頃から感じていて。自分の求めている本当の居場所を探して、必死にもがき、守ろうとしてくれている部分を切り離していく20代を過ごしてきました

 

編集部:でも今度は守る側になりましたよね。本にも「子育ては『ねばならない』がいっぱいの世界だった」とありました。

 

荻野:はい。若い時は自分一人だけだったので、削ぎ落としてもよかったのですが、今度は自分が母親になった時「私は違ってもいいけど、子どもが不幸にならないか……」と言う迷いが出てきて。自分の中でやろうとしている子育てと、外から求められる母親像が違っていたのです。周りから言われる度に、自分の考えも揺れました。自分の親の意見を聞いて、抑えどころは抑えおいた方がいい? そこでまたモヤモヤしたものが溜まり、それが親や夫に対するモヤモヤにもなり、リスペクトもどんどん薄れ嫌悪に変わっていました。

 

編集部:わかります。「こんなに小さい子を預けてまで仕事をする意味があるの?」という具合ですよね。ちょうどその頃、ココナッツオイルという「これだ!」と思える天職に出会えた頃でしたよね。

 

荻野:そうなのです。娘も大好きだし一緒にいたいけど、母親としてどう振る舞えばいいかわからず、自分のことも好きになれない。でも、もっと仕事がしたい。そこで気がついたのです。女性の悩みはいろいろな役割の中のどこに紐づいている悩みなのかがわからなくなってしまう。女性には母親、妻、嫁、仕事人…… など役割がとても多くて、それらの役割を全て完璧にこなそうとしますよね。その役割を着ぐるみと同じで、どんどん着こんでしまい、どの着ぐるみの私が不快なのか、と言うことが本当にわからなくなるのです。

 

編集部:確かに。嫁っていう役割で姑にモヤモヤしているものを、妻っていう着ぐるみで旦那にあたる、とか?

 

荻野:そう。怒りの源泉が違うわけですよ、それがぐちゃぐちゃになっているので、それを一つ一つ脱いでいくのです。余計なことを全部、手離してみる。そして自分のやりたいことを明らかにして「自分たちにとっての幸せな状態ってなんだろう」を考えることにしたのです。

どこの役割がこじれているのか、“役割の棚卸し”をしてみる

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編集部:これが“役割の棚卸し“ですね。この方法にたどり着いたのは、ご自身の経験があったからですか?

 

荻野:そうです。まず、自分の妻・嫁・母・子・女性・経営者…… など、自分のおかれている役割を全て書き出して、①求められていること、②現状のうまくいっていることや悩み、③ありたい状態をそれぞれ書き出しました。

 

編集部:日常生活で“棚卸し”って言葉なかなか出てこないですが、ものすごくよくわかります。どの役割の自分が悩んでいるのか、うまくいってないのか…… 自分の中のレイヤーと言うか、現状を整理することですね。

 

荻野:アパレル業界にいたこともあるので(苦笑) バックヤードがぐちゃぐちゃしていたら表もぐちゃぐちゃになる。適切な時に、適切な余白は必要なのです。私の場合は行動に出るタイプだったので、すんなり削ぎ落としましたが、内側にフツフツと溜め込んじゃう人も多いと思います。私に言わせれば、それは“こじれた状況”だと思うので、そういう人は棚卸しするだけでもすごく変わると思います。

 

編集部:自分自身、初めて書き出された時はどうでした?

 

荻野:愕然としました。自分で自分の道を決めて進んできたと思っていたのに、いろんな人の期待に全部答えようとしていた。「これ無理だわ」って気づいてホッとしました。24時間しかない中でこれを全部こなそうとすると、私が疲れるのは無理ない…… と。

 

編集部:それからどのように変わりましたか?

 

荻野:全ての役割を同じタイミングで頑張ることをやめて、役割に優先順位をつけました。今やるべきことに集中するために、どれかの役割をしばらく「後回し」にするとか、人生を俯瞰して考えられるようになりました。例えば「人生設計を長めに引いて考えると、いろいろ先延ばしにしても大丈夫」と。人生120年と考えると、これからまだまだ結婚もできそうだな、とか。人生設計をシンプルに引き直す、感覚です。

離婚はかわいそう? 大切なのは、全員にとって何が大事かどうか

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編集部:その棚卸しの必要性に気づかれたきっかけは?

 

荻野:2年前に離婚した時、モヤモヤの原因を突き詰めたプロセスで気がつきました。最初は、両親や夫も離婚は回避すべき、と考えていました。でも「衝突し続けてキープすることが誰の幸せになる?」と。一番シンプルにしないといけないは、全員にとって何が大事なのか。婚姻関係と言うのは手段の一つに過ぎない。“結婚”ってなんだっけ、“子育て”ってなんだっけ、をそれぞれと話し合いました。あとは「自分が働くことがいかに大事なことで、それが娘に見せたい姿である」ということを伝えて回りました。

 

編集部:理解してもらえましたか?

 

荻野:すごく時間はかかりました。でも理解してもらえ、味方になってもらえて。今でもすごく仲良くさせていただいます。普通、離婚っていうと“断絶”じゃないですか。でも「娘にとって幸せかどうか」という価値判断で私の家族も、元夫の家族もぎゅっと繋がっています。どういう距離感が良いかはそれぞれ手探り中ですが。

 

編集部:良好なのもすごいですね! お子さんはどう理解を?

 

荻野:娘の方が柔軟で「今日、私はどっちの家に行けばいい?」そんな感じです。どっちも彼女の大切な居場所なのです。私は娘に対して「離婚ってつながりが増えていくよ、楽しいね!」って教えています。でも世の中はそう接してくれず「かわいそう」って目を向けられる、そこにもどかしさは感じます。でも子どもってちゃんと説明するとわかってくれます。「離婚ってケンカ知ってるって思うひと多いけど、パパとママ、ケンカしてないよね? ケンカじゃないんだよ」「パパ、彼女できてあなたのこと可愛がってくれるでしょ。やさしい大人が増えて行くって楽しいね! ママも早く彼氏見つけよ!」って。そういう感じで、根気強く説明していきました。すると、最近では「私、家二つあるんだよねー」みたいに受け入れています。

 

編集部:タフですね! でも優しい大人が増えていくって、ポジティブで良いです。

 

荻野:自分自身がこれがこじれたまま離婚に突き進んでしまうと「かわいそうね、大変そうだったわね」という思いに、自分が飲み込まれてしまう。「あー、私ってなんてかわいそうなの。」と。でも自分がシンプルな中でそれを選択しているから「いや、私はやりたかったので」と言える。世間の考えに引っ張られないですよ。

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実際にお会いしてみると、とにかく明るく朗らかで、揺るぎない筋が一本ピーンと通った荻野さん。こじれていた時代があったなんて。そんな迷う彼女を一切感じさせないクリアさが、インタビューしていてとても心地良かったです。むしろ、自覚がなかった自分のこじれ具合が露呈してしまいました(苦笑) 「こじれていない人なんていませんよ。蓋をして見せないようにしているだけです(笑)」毎日がいそがしく、自分を省みるきっかけがなかったので、そんな自分を受け止めて。まずは棚卸しから実践してみたいと思います。後半は子育て、これからの教育についてじっくり伺ってきました。

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著書紹介

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「人生は何が起きるかわからない。

けど、何かを起こせるのは自分だったりする」。

テレビ、雑誌など各種メディアで大反響! ココナッツオイルブームを巻き起こしたママ起業家が仕事と育児の両立に悩み、苦しみ、涙しながら見つけた『自分を生かす働き方』。(集英社より2018年3月26日発売)

取材・文/飯田りえ

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