転職したい?したくない?辞めるに辞められないワーママの本音とは

冬になるとお迎えのときには寒いし真っ暗で、急に仕事と育児の両立が辛く感じませんか?そんな時に子供が熱を出して連日休んだりしたものなら、途端に浮かぶのが「なんでこんな思いで仕事しているの?」という疑問。時短勤務で給料を下げ、キャリアも一時お預け状態。お迎えから夕食~寝かしつけとバッタバタなのにそこを評価も給料もついてこない。仕事も育児も家事もどれも中途半端で「なんで?」「なんで?」が頭によぎってしまいませんか?

もしその辛い気持ちが働き方のスタイルを変えることで改善するのなら、「転職」はひとつのアイデアかもしれません。けれど、いざ転職となると、「子供を抱えての転職活動なんて無理」「特別なスキルがない」「今の条件以上の転職ってあるの?」と尻込みしてしまう人も多いよう。今回は、1歳から小学3年生のお子さんがいるワーママ15人に「転職」や「仕事」についてお話を聞きました。仕事と育児のこと、一緒に考えてみませんか。

「辞めたい」「辞めたくない」のボーダーは?

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「子供を産んでから転職したいと思ったことがありますか?」の質問に、「はい」と答えたのは15人中8人。まさに半数の人が一度は転職が頭をよぎったことがあるよう。いちばんの理由は『育児との両立が辛い』『育児を優先する仕事に変えたい』で、「会社の制度、環境には恵まれているが、子供と一緒にいられる時間がもう少しほしい。さらに短時間で働きたい。(K.Iさん、事務)」、「時短勤務と言っても、週5日の勤務は仕事と育児の両立だけで、いっぱいいっぱいになってしまい、もう少し心身共に余裕が欲しいと思う。(A.Mさん、金融)」など、仕事と育児のバランスを挙げた人が多数。

その次は『仕事に対するモチベーションが下がった』。「会社の評価制度に不満。ママでいる限り、サポート業務扱いばかりで評価されない。(R.Kさん、営業)」「復帰後、責任ある仕事を任せられていない。(M.Mさん、システム)」など、ママでいることがマイナスと捉えられている会社風土や制度によって働く気力を失っているパターンで、特にそれまで夜型や残業が賞賛されるような仕事をしていたママに多い不満のよう。

逆に、「転職したいか」に「いいえ」と答えた人の理由の第一位は『企業が安定しているから』。新卒から大企業に就職していたり、広告やマスコミ関係の人に多く、『仕事が楽しいから』と、仕事に対するモチベーションもキープでき、出産前と変わらない仕事を任されている傾向に。または、「正直、出産するまではキャリア制度に物足りなさがあったが、今となってはそれに甘えて働きやすい会社と捉えているので、特に転職しようとは思わない。(M.Tさん、営業)」や、「“就職”じゃなくて、“就社”。転職して、今以上の地位、給料を確立できるとは思えない。(T.Iさん、金融)」と、多少の不満は抱えながらも、大企業の恵まれた環境を捨てる転職にはメリットを感じない、“割り切りタイプ”も目立ちました。

あなたにとって、理想の仕事、働き方ってなんですか?

まず、いちばん話題に出たのが『在宅ワーク』。そもそも育児と仕事を両立しているママが、いちばん時間と場所に縛られているのがオカシナ話。もっとママが働きやすい環境になるはず。今回話を聞いたママの中には、「ダイバーシティを推進する部署があり、会社としてもワーママ含め女性が活躍できる職場作りに積極的。育休は子どもが2歳になった最初の4月末まで、時短は未子が小学校6年生まで取得可能。また、フレックス勤務なので、子の用事でいちいち休みを取る必要がないので、年休が足りなくなる心配がない。在宅勤務も可能。(S.Gさん、営業)」という夢なような職場も。

話を聞いた15人に共通していたことは、『仕事は辞めたくない』ということ。「仕事を辞めたい」と思っても、せっかく続けてきた仕事からの逃げ出し型の退職は本望ではなく、本当はもっと働きたい…、旦那様や独身の同僚を、お迎え時間を気にせず働けるなんて羨ましい…、けれども、自分や子供が辛い思いまでして働きたいとは思っていない…。そんなワーママたちの心の葛藤が見えました。「家庭と仕事の両立のために出世を目指さない」「働き方を選択(ゆるいコース、バリバリコース)できる」など、働き方を選択したいという意見も。先述で大企業ならではの恵まれた環境をあげる一方、年度によって昇格が強いられていることも。幅広いキャリアアッププランが存在することがひとつの理想と言えそう。子供との時間がある程度確保できて、やりがいや、この仕事が好きと言える環境…、その理想を追うのは、ママのわがままなのでしょうか?

私自身、長男の育休からの復職は12月で、まさに寒さと暗さが余計に気持ちを落としていました。当時1歳になりたての息子は、まだ自転車にも乗せていなくベビーカーも嫌いだったので、抱っこ紐で送り迎え。毎日おっぱい欲しさに泣いて泣いて家までもたず、よく途中のスーパーの授乳室で授乳をしてから帰宅していました。ある雨の日には、傘とパソコンと保育園の荷物で両手両肩がふさがっているのに、抱っこひもの中で暴れ続け、地面を引きずるマフラーも直せず、あまりの辛さに息子と一緒に私も大泣きしながら家に帰ったことも。それでも当時、転職をせずに頑張ったのは、単純に仕事も楽しかったのもありますが、やはり子供を抱えての転職活動やママで新しい会社(環境と人間関係)の中で働くことへの不安が大きかったと思います。

以上、今回は導入として、ママの仕事に対する本音をお伝えしました。明日は、実際に転職に成功したワーキングママの実体験や、転職エージェントの活用法をご紹介したいと思います。お楽しみに。

島村律子プロフィール
小さい頃からお稽古好きで、20代は3回の留学も経験。WEBデザイナー時代に自社サイトの取材執筆を担当したことから、エディター業をスタート。雑誌編集に10年携わる。育児の合間を縫って英語の勉強を再開したり、ゴルフをしたり、ワークショップを主催したり…と、自己向上も積極的に活動中。

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