わが家の『教育をアップデート』するには…… まず親である自分が知ろう。
パワーママプロジェクトの勉強会へ潜入!

子どもを育てる身としては、常に気になっているのが子どもの教育。想像できない未来を生きていく子ども達にとって、自分が受けて来た教育や価値観を引きずっていると「歯が立たないよなぁ」と途方に暮れてしまいます(苦笑) だからと言って何をしたらいいのか、どんな環境に置いてあげればいいのか、好きなことってどこまで振り切れば…… 最適解を未だ見つけられずにいます。

しかし、世の中には未来の教育に向けて、新たな取り組みをしている企業やスタートアップも多数あります。まずはその動向を知ることから始めよう、と思い立ち勉強会に参加してきました。

以前もラシクで紹介したことがある『パワーママプロジェクト』(以下、パワーママ)主催の『小学生版MBA、STREAM、プログラミング、最先端教育を体験!』というイベントです。

まさに、今、気になる教育についての動向をまとめて学び「教育をアップデートしよう!」というワーママにぴったりな企画。先進的な教育プログラムがたくさん紹介されましたので、少しご紹介いたします。

「小学生版MBAスクール」って何?

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’17年からスタートしているdot.schoolは、21世紀の子どもたちが必要な”生きる力“を身につけることを目的とし、英語で世界のこと(お金やリベラルアーツなど)を週末に学ぶという、まさに読んで字のごとく『小学生版MBA』なのです。運営は株式会社Selanで、他にもバイリンガル教師がお迎え&プライベート英語レッスンをしてくれる「お迎えシスター」などを提供している会社です。

代表の樋口亜希さんは「とにかく学びが”やらされえているもの”というネガティブなイメージを払拭したい。楽しくてポジテイブで、遊びと学びを融合させたいのです」と熱量たっぷりに語る姿が印象的でした。

 

彼女自身、共働きで多忙な両親だったことから6〜18歳までの12年間、いろいろな留学生が学校にお迎えに来てくれて、放課後を過ごし育ったのだとか。そこから世界に興味を持ち、視野が広がったという原体験から、「家の近くや家の中で遊びながら学べる環境を作りたい」とこれらのサービスを始めています。世界の教育システムの大まかな流れも紹介がありました。

  • フィンランド → 教科横断型
  • アメリカ → 個別学習、STEAM教育、オルタナティブ(小規模で教える)教育
  • 韓国 → 英語×デジタル教育(国を挙げて英語教育に特化)
  • 中国 → 英語と理系に大きく投資(一人当たりの教育予算を8倍に)

これを聞くと、日本はどうなのでしょう…… 2020年の学習指導要領の改定も目の前に控えていますが、国を挙げての抜本的な改革ができるのでしょうか? 「子ども達の世界を広げる」という意味でも子ども達と一緒に親が学んでいく姿勢が益々必要だな、と痛感しました。

なぜ子どもたちに「金融学」が必要なのか

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最近、よく聞くマネー教育。これからの世界を生きる子どもたちに必要不可欠な金融スキル、と言われてもその必要性に正直ピンときていなかったのもあり、とても興味深いテーマの一つでした。先ほどのdot.schoolで「世界のお金コース」の監修をされている株式会社マネーフォワード取締役滅びますの瀧俊雄さんからは、次のようなお話がありました。

「日本はとにかくお金に対して、とてもネガティブなワードとして定着しています。お金が足りない、でもわからなくて苦手…… とモヤモヤしながらも解決せず、不安だけが常に残っています。これでは日本は滅んでしまいます」

 

確かに! 先行き常に不安だったら、結婚も出産もできないから、今のこの閉塞感に繋がっている訳で…… と言いつつ、私もお金のことは先送りで、課題解決していません。正直、お金について、学校でも家庭でも教えられた経験はないので、わかりっこないのでは? 瀧さんはこうもおっしゃいました。

「教科書で車の運転を教わっていても運転できないのと同じで、教科書で金融はわかりません。とにかく、一度少額からで良いので投資をして、自分の資産が動くことを体験して欲しいです。家庭の中で実践してみて、家庭の中でもっとお金について会話することが大事です」

 

なるほど。まずはお金に対する苦手意識とネガティブなイメージを払拭して、まずは自分が体感してそこから学ぶことが必要なのですね。キャッシュレス社会が進む一方で、今後、お金に対する感覚が一層見えないものになりますし、これも家庭から始まる教育ですね。勉強になりました。

エストニア発・世界最大級のロボット教育「ROBOTEX」って?

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最近エストニア、という国名もよく目にしますが(バルト三国の一つの小さな国が超絶に先進的で、という認識でしかありませんが)、エストニア発のROBOTEXという世界最大級のロボット教育ネットワークの日本支社を’18年に立ち上げが決定し、(当時)筑波大4年生齋藤侑里子さんが代表に就任し、活動を拡大しているとのこと!(ちょうど登壇した時は卒業したばかり、とのこと! 若い!)

 

大学で学ぶような専門的知識を一般社会や子どもたちに還元することを目的として、‘01年にエストニアで設立された団体で、世界最大級のロボットフェスティバルをはじめ、STREAMやアントレプレナー教育を学べるプログラムを提供しています。今秋には京都で日本初開催のロボットフェスティバルを開催予定なのだとか。

 

「テクノロジーと人がわくわくする未来を創り、子どもたちをモチベートしながら、世界各地で活躍できる場所を作りましょう、とエストニアで始まりました。日本でも身の回りのチェンジメーカーを作っていきたいです」

事業内容を聞いているだけでもちろん素晴らしいのですが、大学卒業前の留学先で自分の使命感に駆られて日本支社を起業してしまう、それが全てを物語っていると思います。これからの活動が、本当に楽しみですね。

先生がいない・カリキュラムなしの完全子ども主体のSTEAM教育

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先ほどのROBOTEXの日本支社を作るにあたって、手を組んだのが日本の千葉・柏の葉とエストニアのテリスキヴィでVIVITOPという遊びと学びのクリエイティブフィールドを展開している株式会社VIVITA。孫泰造さんが’14年に設立した会社で、お話ししてくださったのは運営チームの大野愛弓さんです。

 

「未来をより良いものにしたい、そしてその未来を生きる子どもたち自身がその未来を考えてほしい、とはじめました。大人は子どもたちが生み出すアイデアをカタチにするためのサポートのみ。子どもたち自身が考えて行動したことによって『世の中少しよくなるんじゃないか』と思える自信をもつことが大事なのです」

先生もいないし、カリキュラムも一切ありません。その代わり、デザイナーやエンジニアなど各業界のプロがメンターとしているので、作りたい、やってみたいことに対して大人が全力でサポートする、完全に子ども主体なフィールドなのです。子どもが主体的に通うために、無料で使えるのだそうです!  驚愕!

 

「子どもたちはとんでもないアイデアをたくさん出してきます。ただ、それをできないとか、難しい、とは決して言いません。じゃぁ何が必要?どうすればいい?と一緒に考えます。こうした小さな成功体験を積み重ねて行くことで『未来を変えることができる、未来は自分で創る』と感じてほしいと願っています」

大人もリスクやリミットをついつい考えてしまいます…… でも子ども主体というのが大人にとってどれほど大変か。どうしても大人都合で考えてしまいがちなので、こんなに子どもたちにとって夢のようなフィールドがあったなんて……! 近々、千葉・柏の葉に子どもたちと出かけてみたいと思います。

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濃密すぎて、あっという間の勉強会でした。本当にどれも面白そうで、どれもこれからの社会には役立ちそうな事ばかりですが、とにかく大切なのは子ども自身が主体的に熱中できることかどうか。得意なこと、好きなことで主体的に動ける環境を続けさせてあげられるかどうか、が親の役割なのかなと。

頭ではわかっていながら、実際には、「英語? プログラミング? STEAM?」とキーワードを並べられると、どうしても流れてしまいがちでした。でも今回、世界の動向や教育の流れを勉強しつつ、本質的な親の役割が見えた(というか痛感できた)ので、あとはわが子と向き合って、活躍できるフィールドをじっくり探したいな、と。そのためには、親も一緒に学び続ける姿勢が大切ですね。日々勉強です!

ライター 飯田 りえ
関西の女性誌編集部&MOOK編集部に勤務。とにかく自分で見て、歩いて、聞いて、食べて…… リージョナル誌編集者として7年過ごす。その後、結婚を機に上京しフリーに。雑誌、WEBを中心に幅広く執筆中。6歳3歳の男子に振り回されながらも「成長を見届けながらしっかり育児を楽しみたい!」と日々アクティブに活動中。

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