子どもってどうして同じ本ばかり読みたがるの?

親はうんざり「お気に入り」のループ

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乳幼児とふれあったことがある人なら誰でも「子どもはしつこい」ということをご存知でしょう。
拙著「ママ、言わないで!子どもが自信を失う言葉66」でもとりあげましたが、子どもは好きになったことは、何度でも繰り返したがるものです。
ママ友に聞くとダンゴムシ観察2時間とか、お気に入りの映画を1日中とか、子どもが作ったお手製の(しかもおもしろくない)すごろく4時間とか、もはや忍耐の域を超え、何かの修行のようです。

親にしてみれば子どもがかわいくないわけではないのです。でもつきあわされれば、正常な大人ならうんざりします。子どもがお気に入りをエンドレスで繰り返す無間(むげん)地獄。その理由とどう対応したらいいかについて考えてみましょう。

子どもが繰り返しを好きな理由

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子どもはなぜ繰り返しが好きなのか? それには理由があるそうです。

理由1 安心感
まだ人生経験の少ない子どもの周囲は知らないことばかりで不安がいっぱい。その中で「知っている!」ものに触れると、心が安定するのだそうです。

理由2 学習
気に入ったものを繰り返すことで「学習」しているのだとも考えられます。
考える力がついてくると「おもしろいのはどうしてだろう?」と自分なりに探究したいという知的な欲求も出てきます。
同じ本を繰り返すことで集中力がアップしたり、言葉を覚える力もつくそうです。

理由3 自己肯定感
さらに「親に要求を聞き入れてもらえた」という体験は自信につながるのだそうです。
同じ絵本を何度も読まされるのは、親子のふれあいの時間でもありますよね。

表情筋のトレーニングと思って、声色を使ったり、どこまで暗唱できるか試したり、読まされる方も、何とか楽しみを見つけながらつきあってあげるほかなさそうです。

いつかはいい思い出になるかも

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つらいとき「思い出を貯金している」と考えてみるといいかもしれません。
いやいやつきあわされてつらかった体験は、子どもが思春期を超える頃にはすっかり熟成されていい思い出になります。
私の体験談ですが、先日押し入れを片付けていたら、かつてうちの三人の娘たちにねだられ、何十回、何百回と読まされた絵本が十数年ぶりに出てきました。
懐かしくなって見せると「なにそれ?」と三人とも冷たい反応。こちらは暗記するまで読み聞かせたのに、子どもはほとんど覚えていないのです(中身を見たらお気に入りの台詞を思い出して言い合っていましたが、それにしても…)

でもそれでいいと思えました。
その本を再び手にした瞬間、あのころの小さな体のぬくもり、休む暇も無く走り続けた感覚、当事者だった頃には気づけなかったかわいさなどなどを、私はありありと思い出すことができましたから。
いやいやながらもつきあったおかげで、手に入れることができた思い出という宝物。

今現在、繰り返しエンドレス地獄最中のママ・パパも「いつかはいい思い出になるかも」と考えてみれば、うんざり気分が少しは晴れるでしょうか。

ライター 曽田 照子
書籍、広告、WEB、フリーペーパー、情報誌など、多彩な媒体に執筆。
著書
「ママが必ず知っておきたい!子どもに言ってはいけない55の言葉」メイツ出版
「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」中経の文庫
「お母さんガミガミ言わないで!子どもが勉強のやる気を失う言葉66」学研パブリッシング等

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