イクボスとは福利厚生やCSRではない、経営戦略である

ワーママや介護問題などの制約人材のことを考えるほど切り話せないのが、「男性の育児参画」。「女性活躍」は、働き方改革と男性の育児参画をセットで考えなければ進んではいきません。そんな中、上司側から改革をしていこうとする取り組みがファザーリングジャパンが実施する「イクボス企業同盟」というプロジェクト。2015年10月現在、大企業を含む32社が加盟し、イクボス宣言をする自治体もどんどん増えています。今回はイクボス企業同盟に加盟する企業の1つ、AIGジャパンがグループ会社の部下を持つ管理職を対象として行ったイクボスセミナーについてレポートします。

大半が「制約社員」になる時代を見据え、組織マネジメントを

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講師として登場されたのは、三井物産ロジスティクス・パートナーズ(株)社長でありNPOファザーリングジャパン理事、NPO法人コジカラ・ニッポンの代表もされている川島高之さん。商社にいながら、「子どもが中学を卒業するまでは絶対に家族と一緒に暮らす」と海外異動の打診を断り長期の海外出張も回避されてきたユニークなキャリアを持つ方です。現在は総合商社系の上場会社社長を務めながら、毎日息子さんのお弁当を作るなど家事・子育てを奥様とシェアし、NPOの代表やPTAの会長など地域社会との社会貢献の経験をお持ちの元祖「イクボス」の方。

それでは、まず「イクボス」とはなんでしょうか?
以下の3つを満たしている上司・経営者・管理職の方を指すそうです。

① 部下の私生活とキャリアを応援
② 自らも、ワーク・ライフ・バランスを満喫
③ 組織の目標(利益等)を達成

「イクボス」なんて言いながら仕事がきちんとできるのか?という方いらっしゃいませんか?実は、イクボスとは、組織の目標(利益)を達成しながら、部下と自らのWLBを実践していくことなのです。それは、皆さんの腕の見せ所。そもそも、イクボスが流行しているのは日本特有のもの、成熟国家では実は当たり前のことなのだそうです。

川島さんは、セミナーの中で共働き世帯の増加率や日本の女性活躍の現状、日本の父親の育児・家事時間の少なさをあげ、女性参画のためには男性側の育児・家事時間の負担を増やすことの重要性や、女性(妻)の愛情曲線が、出産の後の夫の対応によってガクっと下がることを例にあげながら、出産・育児期に男性が頑張らないと、熟年離婚への道まっしぐらであり、イクボスは若い人のためではなく中高年男性にもとっても大切であることを説明していきます。また今後、組織の中核を担うミドル、ボス自身が介護責任を負う時代。両立困難で介護離職するといわれる方は10万人。今後は社員の5人に1人が介護中という時代になっていくのです。大半が「制約社員」になる将来を見据え、制約社員で組織マネジメントを行うことの必要性をあげていきます。

遅くまで仕事をしている同業他社には負ける気がしない

本当にうまくいくの?制約人材のために、誰かが犠牲になるんじゃないの?という疑問を持つ方のために、川島さんがあげていたご自身の会社の例を説明させて頂きましょう。川島さん自身がイクボスであることにより、制約社員でない部下たちの生活も変っていきます。例えば、独身の若者の中には、平日3日MBAに行く人が出てきたそうです。会社全体としては、2週間の休みは普通で、有給消化も100%。その上で川島さんの会社の利益は3年間で80%は増加し、もちろん人件費は減少、社員満足度は全項目でアップしているそう。実際、川島さんがおっしゃっていた言葉で印象的だったのが「毎日遅くまで仕事をしている同業他社には負ける気がしない」という言葉。川島さんの会社に入りたいという人はどんどん増えているそうで、優秀な社員(特に女性や若手)が集まることにより、組織力は向上しているそうです。イクボス度と組織成果は比例しているそうなのです。

実際にイクボスになるためには

さて、実際にイクボスになるためにはどうすればいいのでしょうか。
社内制度より大切なことは

① 部下のやる気を高める
② 部下の能力を高める
③ チーム力を高めること

の3点と組織作りにつきると川島さんは説明します。そのために必要なのはまず部下を知ること。川島さんは、「仕事の話をしない」という前提で、ランチ時間のコミュニケーションを大切にしています。また子育て中の職員以外も、私生活の充実を推奨し「ワーク・ライフ・バランスを自分ごと」にさせて、「お互い様意識」を醸成しているそうです。何よりも大切なのは部下の力を信じて「任せる」こと。そして、ボス自身の川島さんは「予定がない」予定を意識的に作り、心身の休息や熟考時間として使う他、部下が相談しやすい体制を作り、いざと言うとき「代打オレ!」ができるような環境作りを心がけているそう。

全員の心得としておっしゃっていたのが、会社は制度を作るのが役目で、実行するのは自分たちであり、ワーク・ライフ・バランスは与えられるものではなく、取りにいくものである。だからできない理由を挙げるのではなく、できる手段を考えること。川島さんの会社も、できる手段を1つ1つ作っていき、その積み上げでみんなが6時に帰れるようになったとのこと。ワーク・ライフ・バランスをやり抜く、諦めないという覚悟を決め、退路を断てば必ずできると力強いメッセージが。

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今回のAIGジャパンが開催したセミナーでは、最後にイクボス行動指針として自身が行うことを3つ記入した「イクボス認定書」を発行し、それを自席に掲示するよう促しています。参加者の1人にお話を伺うと「自分自身のチームには100人程が関わっていて、メンバーの過半数は女性で、男性・女性を問わず子供を持つ方も多い。自分自身は子育て経験がなく、今までは分からない部分もあったのでとてもためになった。ボランティアやCSRではなく、会社の業績のためにも、イクボス行動を推進していこうと思う。まずは会議の工数を減らし、自分自身も水曜日は18時には退社し、趣味に使います」との感想が。その他にも、「上が変らないと下は変らない。管理職全員に受けさせたい」という意見や「日本で一番働きたくなる支店になろうと思う」という前向きなメッセージも。

川島さんが、最後に強調されていたのが、「1回しかない人生を無駄にしないで」という言葉。そう、あなたの人生は会社のためではなく、あなたのためなのです。

あなたは誰と、どのように生きていきたいですか

求人情報

時短可能!週3日以上スタイリスト職

1)お客様の好み等に基づいたお洋服選び
・お客様に登録していただいたお気に入りのアイテムなどの情報を参考にしたパーソナルスタイリング 

2)お洋服のスタイリングアドバイス
・お選びしたお洋服の着こなしのアドバイスを書いていただきます。
・お洋服1点1点に対するコメントの作成
・お洋服ごとの特徴や、お客様のコーディネートの参考となるアドバイスを書いていただきます。

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勤務地
本社/東京都港区虎ノ門4-1-20 田中山ビル9F ※転勤はありません。
勤務時間
・実働6~8時間(シフト制)
・週3日以上勤務
・土、日、水、祝日は出勤必須となります。
・勤務時間は1日6~8時間と選択が可能 。
※土、日曜日はどちらか一方の出勤も可能です。
※残業は原則ありません
※シフト例:10:00~17:00、10:00~19:00
報酬
時給1000円以上※能力に応じて昇給あり。
条件
・アパレルでの接客経験のある方、コミュニケーションを取るのが得意な方、基本的なPCスキルがある方(Excel、Wordが使える)

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クライアントへのヒアリング業務

サービスに興味があるとお問い合わせ頂いた会社さんへ伺い、資料を見せながらサービスの説明をして頂きます。    

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都内・直行直帰
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月10時間~応相談
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人と話すのが好きな方。ノルマもなく空いた時間にできる仕事なので子育てをしながら有効に時間が使えます。      

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WEB制作会社でのディレクターサポート業務

WEB制作会社での資料作成サポートです。

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新宿
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1日4~5時間程度で月20日・時短可
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時給1,200円〜
条件
PowerPointが使える方

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人気アパレルメーカーでのECスタッフ 時短あり!(終了しました)

「INED」「YVON」「Maglie」「Luftrobe」をはじめとした人気ブランドを てがける株式会社フランドルでECスタッフとしてのお仕事です。ZOZOTOWN等のECサイトへの商品データのUP、簡単な画像加工を担当頂きます。

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勤務地
東京都渋谷区千駄ケ谷3-38-9
勤務日数・時間
週5日、10:00-19:00(昼休憩12:30-13:30) 時短勤務可能・契約社員・アルバイト
報酬
180万円~240万円/年
条件
責任感のある方。 社内でのワーママも約30名勤務していて働きやすい環境です。

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大手不動産会社での事務及び接客(終了しました)

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勤務地
東京、神奈川、千葉、埼玉   
勤務日数・時間
正社員、契約社員、パートのいずれか、希望を伺います。時間、曜日も応相談です。   
報酬
応相談(パートの場合は時給計算となります)   
条件
人と接するのが好きな方、接客業経験者歓迎、宅建所有者歓迎

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